カービィの吸い込みは止まらない!
1992年の初登場以来、ピンクのヒーロー・カービィはさまざまなハードをまたぎ、数多くのゲームで冒険を繰り広げてきました。可愛らしい見た目とは裏腹に、独自のアクション性と奥深いゲームデザインで、世界中のプレイヤーを魅了し続けています。
本記事では、そんなカービィシリーズの中から歴代タイトルの累計売上本数をランキング形式で紹介。
どの作品が最も多くのプレイヤーに遊ばれたのか、時代ごとのヒット作や意外な人気タイトルもあわせて振り返っていきます。
シリーズファンも、これからプレイしたい人も必見のデータです!
- 歴代 星のカービィ累計売上本数ランキング 1位~10位
- 歴代 星のカービィ累計売上本数ランキング 11位~20位
- 歴代 星のカービィ累計売上本数ランキング 21位~27位
歴代 星のカービィ累計売上本数ランキング 1位~10位
1位:星のカービィ ディスカバリー
累計売上本数 | 752万本 |
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国内売上本数 | 184万本 |
発売日 | 2022年3月25日 |
『星のカービィ ディスカバリー』(原題:Kirby and the Forgotten Land)は、2022年3月25日にNintendo Switch向けに発売された、カービィシリーズ初の本格3Dアクションゲームです。シリーズの新たな挑戦として、高く評価されています。
■ ゲームシステムの特徴
◎ 3Dフィールドでの冒険
カービィシリーズでは珍しく、完全な3D空間を自由に動き回れる構成。奥行きのある世界で吸い込み、コピー能力、ジャンプなどを駆使して進みます。
◎ コピー能力と進化
おなじみのコピー能力が健在。さらに今作では「コピー能力の進化」が可能になり、より強力で個性的なバリエーションに強化できます。
◎ ほおばりヘンケイ
新たな要素として「ほおばりヘンケイ」が登場。自動車や自販機、三角コーンなど、巨大なオブジェクトをカービィが口にほおばって変形し、特殊能力を得るというユニークなシステムです。
◎ ワドルディの町
救出したワドルディたちによって町が発展し、ミニゲームやショップ、ガチャ要素などが利用可能になります。やりこみ要素も充実。
◎ 2人協力プレイ
もう1人は「バンダナワドルディ」として参加可能。主に攻撃に特化した性能で、協力プレイも快適に楽しめます。
■ 評価と人気
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初週売上は日本だけで約38万本、シリーズ最高の出足。
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海外でも高評価が相次ぎ、メタスコアは80点台後半。
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シリーズで初めて「オープン感覚の3Dアクション」に挑戦しつつも、従来のカービィらしさを崩していない点が好評。
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音楽・グラフィック・ボリューム・遊びやすさなど、総合的にバランスの取れた作品とされる。
■ まとめ
『星のカービィ ディスカバリー』は、シリーズの伝統的な可愛さやシンプルな操作性をそのままに、3Dアクションという新たなステージへと踏み出した意欲作です。
シリーズファンはもちろん、アクションゲーム初心者にもおすすめできる、まさに“発見”の連続に満ちた冒険が楽しめる一作です。
2位:星のカービィ
累計売上本数 | 513万本 |
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国内売上本数 | 約172万本 |
発売日 | 1992年4月27日 |
『星のカービィ』(GB版)は、1992年4月27日に任天堂から発売された、ゲームボーイ用のアクションゲームです。シリーズ第1作目にあたり、ここから「カービィ」の歴史が始まりました。
■ ゲームの特徴
◎ シンプルな操作性
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初代カービィは「吸い込み」「吐き出し」「ホバリング(浮遊)」が基本。
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コピー能力はまだ存在していません。
ただし吸い込んだ敵や物を吐き出して攻撃に使うことは可能で、初心者でもすぐ楽しめるシンプル設計です。
◎ カービィの色が「白」だった理由
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ゲームボーイはモノクロ機なので、カービィは白に表示されます。
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これにより、後のカラーパッケージでカービィの色を「ピンク」にするかどうかで議論が起きました。
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桜井政博:ピンク派
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宮本茂:白派
→ 結果としてカービィは「ピンク」に決定。以後のシリーズで定着します。
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◎ 全5ステージの短編アクション
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難易度は低めで、1~2時間程度でクリア可能。
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各ステージに登場するボスはのちのシリーズにも引き継がれており、特にデデデ大王との初対決はシリーズの原点。
■ 後の影響とリメイク
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初代はシンプルながら非常に完成度が高く、カービィシリーズの基盤となった作品です。
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後にファミコンで発売された『星のカービィ 夢の泉の物語』(1993年)でコピー能力が導入され、カービィはより多彩なアクションへと進化します。
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また、GBAではリメイク作品『星のカービィ 夢の泉デラックス』も登場。
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初代そのものは、3DSやSwitch(オンラインサービス)でもプレイ可能になっています。
■ まとめ
『星のカービィ(GB)』は、**「シンプルさ」と「やさしさ」**を大切にしたアクションゲームの原点です。コピー能力こそないものの、カービィの吸い込み・浮遊といった基本動作はすでに完成しており、今なおプレイしやすい名作として評価されています。
もし「シリーズの最初から触れたい」「ゲームが得意じゃないけどアクションに挑戦したい」という人には、まさに最適な1本です。
3位:星のカービィ2
累計売上本数 | 約236万本 |
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国内売上本数 | 約149万本 |
発売日 | 1995年3月21日 |
『星のカービィ2』は、1995年3月21日にゲームボーイ用ソフトとして発売された、カービィシリーズの第2作目です。モノクロのゲームボーイ作品ながら、ゲーム性は大きく進化し、後のシリーズの基礎となる重要な要素が多数導入されました。
■ ゲームの特徴
◎ コピー能力の本格導入(GBで初)
前作(星のカービィGB)にはなかったコピー能力が、今作で初登場。代表的な能力には以下のようなものがあります:
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バーニング(火の突進)
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カッター(ブーメラン状の刃)
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スパーク(電撃の周囲攻撃)
など
このコピー能力は、ただ使うだけでなく仲間と組み合わせることで性能が大きく変化します。
◎ 3匹の仲間キャラ
本作で最も特徴的なシステムが、**「アニマルフレンズ」**と呼ばれる3体のパートナーの存在です。
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リック:陸上が得意。カービィを乗せて移動し、氷床も滑らない。
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カイン:水中が得意。水の中でもコピー能力を使える。
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クー:空中が得意。風を切って速く移動し、高いところへも到達可能。
各コピー能力は、誰と組むかによって性質が大きく変わるため、戦略性と探索の幅が広がっています。
◎ ステージと収集要素
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ステージ構成は7つの島ごとに複数ステージ+ボス戦。
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各島には「虹のしずく」が隠されており、7つすべてを集めないと真のラストボス(ダークマター)に到達できません。
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表向きはデデデ大王がラスボスですが、真の敵は闇の存在ダークマター。エンディングが分岐します。
■ 評価・影響
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ゲームボーイながら非常に高い完成度を誇り、仲間との組み合わせシステムは後の『星のカービィ3』『星のカービィ スターアライズ』などにも継承されました。
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ストーリーもシリアスで、特に「ダークマター」の登場により、以降のカービィシリーズでの「光と闇」「夢と悪夢」といった構図がより色濃くなっていきます。
■ まとめ
『星のカービィ2』は、コピー能力と仲間システムを組み合わせた、シリーズの発展を支えた重要作です。可愛い見た目に反して意外とやりごたえがあり、探索や真エンディングの条件も含めて、満足度の高い一本となっています。
シリーズファンにとっては外せない名作であり、初代『星のカービィ』から進化したゲーム性を楽しむには最適な作品です。
4位:星のカービィ スターアライズ
累計売上本数 | 438万本 |
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国内売上本数 | 131万本 |
発売日 | 2018年3月16日 |
『星のカービィ スターアライズ』(Kirby Star Allies)は、2018年3月16日にNintendo Switch向けに発売された、星のカービィシリーズのメインタイトルです。2D横スクロールアクションをベースにしながら、シリーズ集大成的な内容と、最大4人での協力プレイが可能な**“フレンズ”システム**を搭載した意欲作です。
■ 主な特徴
1. フレンズヘルパー(仲間システム)
「ハートを投げて敵を仲間にする」新システム。最大3人まで仲間にでき、協力しながら進むことができます。
仲間たちはそれぞれ異なるコピー能力を持ち、AI操作 or プレイヤー操作が可能です。
2. コピー能力の融合「フレンズ能力」
仲間の能力を組み合わせて新しい力を引き出すシステム。
例:
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カッター + ファイア → 炎のブーメラン
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ストーン + アイス → 氷滑りアタック
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ソード + エレキ → 雷の剣
これにより、ギミック攻略やコンボ攻撃など、戦略性が大幅に向上しています。
3. 新コピー能力
スターアライズで初登場となる新しいコピー能力も追加されています:
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スパイダー(敵を糸で捕縛し足止め)
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アーティスト(絵を描いて攻撃や回復)
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スタッフ(棒を使った多段攻撃)
■ 最大4人プレイ対応
Joy-Conを分けるだけで、いつでも4人プレイが可能。
子どもから大人まで、家族や友人と一緒に楽しめる設計になっており、シリーズの中でも最もマルチプレイに特化した作品といえます。
■ まとめ
『星のカービィ スターアライズ』は、シリーズの魅力を再確認できる集大成的な一本です。
「仲間との連携」「歴代キャラの夢の共演」「豪華なボス戦」など、カービィファンはもちろん、初めてプレイする人にも自信を持っておすすめできる作品です。
5位:星のカービィ ウルトラスーパーデラックス
累計売上本数 | 299万本 |
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国内売上本数 | 120万本 |
発売日 | 2008年11月6日 |
『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』(Kirby Super Star Ultra)は、2008年11月6日にニンテンドーDSで発売されたアクションゲームで、スーパーファミコン版『星のカービィ スーパーデラックス』のリメイク作品です。グラフィック、演出、ボリュームのすべてが強化されており、まさに“完全版”とも言える一作として高く評価されています。
■ 収録ゲームモード(オリジナル+追加)
◎ 旧作からの復活モード(SFCと同じ内容)
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はるかぜとともに(初心者向けの基本冒険)
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白き翼 ダイナブレイド
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洞窟大作戦(お宝探し型の探索アクション)
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メタナイトの逆襲
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銀河にねがいを(コピー能力を自由に選んで進む)
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格闘王への道(ボスラッシュ)
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激突!グルメレース
◎ ウルデラ独自の新モード(完全新作)
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大王の逆襲
→ デデデ大王が主人公となり、歴代のボスキャラたちを従えて再びカービィに挑むモード。難易度が高く、構成も新しい。 -
真・格闘王への道
→ 通常のボスラッシュより遥かに高難度なエキスパート用モード。**「マルクソウル」**が登場し、ラストは完全新規演出。 -
メタナイトでゴーDX
→ メタナイトを操作してスピードクリアを目指すタイムアタック型モード。必殺技「銀河斬」などが使用可能。 -
ヘルパーマスターへの道
→ プレイヤーがコピー能力ではなくヘルパーキャラ(仲間)を直接操作して進むチャレンジモード。
■ 特徴と魅力
◎ グラフィック・演出強化
SFC版よりもドットが細かく、アニメーションも滑らかに。
さらに、フルボイスムービーも各所に挿入され、ストーリー性や演出面が大幅に向上しています。
◎ コピー能力の種類が豊富
新能力こそ追加されていないものの、元々のコピー数が多いため、アクションのバリエーションが非常に多彩。各能力に固有の技表があり、格ゲーのようなコマンド入力技もあります。
◎ やりこみ要素が充実
お宝探し(洞窟大作戦)、最速クリア(メタナイト)、完全攻略(真・格闘王)など、遊びの幅が非常に広く、何度も繰り返し楽しめる構成になっています。
■ 評価・人気
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ファンからの評価は非常に高く、「スパデラの正統進化」「2Dカービィの完成形」との呼び声も。
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カービィシリーズの初心者から上級者まで楽しめるバランスで、多くのユーザーに支持されました。
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特に「マルクソウル」などの演出はダークで衝撃的であり、シリーズ屈指の強敵として語り継がれています。
6位:星のカービィ 参上!ドロッチェ団
累計売上本数 | 227万本 |
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国内売上本数 | 約119万本 |
発売日 | 2006年11月2日 |
『星のカービィ 参上!ドロッチェ団』(Kirby: Squeak Squad)は、2006年11月2日(日本)にニンテンドーDSで発売された、横スクロール型の2Dアクションゲームです。シリーズらしいコピー能力に加え、タッチペンで操作する「ストック管理」や、宝箱収集などの探索要素が特徴的な作品です。
◎ コピー能力のストック&合成(DS下画面の活用)
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コピー能力やアイテムを最大5つまでタッチパネルに保存できる。
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ストックした2つのコピー能力を合成すると、新しい能力やアイテムになることも!
例:-
ソード+ファイア → ファイアソード
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アイス+ボム → 冷凍爆弾
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この“ストック管理”は、DSならではの要素であり、戦略性や自由度を高めるポイントです。
◎ 宝箱集めとドロッチェ団とのバトル
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各ステージには1〜3個の宝箱が隠されていて、それを集めるのが主な目的。
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ただし、宝箱を取るとドロッチェ団が妨害してくるステージもあり、奪われる前にゴールへたどり着くというスリリングな展開も。
宝箱を集めると、コピー能力の強化版や、BGM、アート、カービィの色変更などのコレクション要素が解禁されます。
◎ 評価と影響
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ボリュームはやや短めだが、コレクション要素や探索が充実。
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タッチペンを活用したストック管理や合成システムは新鮮で、戦略性もあり。
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かわいらしいビジュアルとテンポの良さで、ライトユーザーや携帯機向けのカービィとして好評。
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ドロッチェ団はその後『スターアライズ』や外伝作品にも登場し、シリーズに定着。
7位:カービィのピンボール
累計売上本数 | 219万本 |
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国内売上本数 | 112万本 |
発売日 | 1993年11月27日 |
『カービィのピンボール』(原題:Kirby’s Pinball Land)は、1993年11月27日にゲームボーイで発売された、ピンボールとカービィの世界観を融合させたスピンオフゲームです。
◎ テーブル構成
本作には3つのステージ(テーブル)が用意されており、それぞれにカービィシリーズの敵キャラやボスが登場します。
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ウィスピーウッズ ステージ
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クラッコ ステージ
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カブーラ ステージ
各テーブルは下・中・上の3階層構造になっており、プレイヤーはフリッパーを使ってカービィを弾き、上階層を目指していきます。
◎ 特徴と魅力
◎ カービィらしい演出
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ピンボール台の背景やギミックには、カービィシリーズのキャラが多数登場。
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ボーナスステージやミニゲームもあり、スコア稼ぎが楽しい。
◎ ゲームボーイに最適化されたピンボール
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操作はシンプル(左右のフリッパーとジャンプ)
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落下しても一定条件で救済される要素あり(ホバリング、ジャンプパッドなど)
◎ まとめ
『カービィのピンボール』は、シリーズの可愛らしさと、ゲーム性の奥深さが絶妙に融合した異色作です。
ピンボールというジャンルに初めて触れる人でも、カービィを通じて親しみやすく、操作も直感的。
短時間でも何度でも遊びたくなる中毒性があり、携帯機との相性も抜群な一作です。
8位:星のカービィ スーパーデラックス
累計売上本数 | 144万本 |
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国内売上本数 | 約110万本 |
発売日 | 1996年3月21日 |
『星のカービィ スーパーデラックス』(Kirby Super Star)は、1996年3月21日にスーパーファミコン用ソフトとして発売された、2D横スクロール型アクションゲームです。
「ひとつのソフトで8つのゲーム!」というキャッチコピー通り、複数のアクションモードを収録したオムニバス形式で、当時としては非常に豪華な内容が話題となりました。
◎ 8つのゲームモード(+2つのおまけ)
本作の最大の魅力は「ひとつのソフトに複数のゲームが入っている」という構成です。
■ メインゲーム(順次解放形式)
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はるかぜとともに
→ 初心者向け。基本操作を学べる短編モード。 -
白き翼 ダイナブレイド
→ 巨大な鳥ダイナブレイドを止める中編アクション。 -
激突!グルメレース
→ デデデ大王とスピードと食べ物を競う競争型。 -
洞窟大作戦
→ 広大な洞窟を探検して60種類のお宝を集める。 -
メタナイトの逆襲
→ ハルバード号を舞台に繰り広げられるシリアスなドラマ展開。制限時間あり。 -
銀河にねがいを
→ コピー能力を自由に選びながら進むシリーズ屈指の名作モード。ラストは宇宙の命運をかけた戦いへ。
■ おまけモード
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格闘王への道
→ ボスラッシュモード。すべてのボスを連続で倒す。 -
刹那の見切り(ミニゲーム)
→ タイミング勝負の反射神経ゲーム。敵より早く刀を抜け! -
刹那の見斬り(2人用)
→ 対人対決モード。見切りを競う。 -
かちわりメガトンパンチ
→ タイミングを合わせて星を割るパワー勝負。
ヘルパーシステム(2人プレイ対応)
カービィがコピー能力を敵に渡すことで、その能力を持つ「ヘルパー」が登場。
CPUが操作するか、2Pが直接操作することも可能で、シリーズ初の“協力プレイ”を本格導入した作品です。
これにより、単なる1人用アクションから、2人の連携が活きる奥深いゲーム性へと発展しました。
コピー能力とアクション性の深化
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本作のコピー能力はそれぞれが**「技のセット(コマンド)」**を持ち、まるで格闘ゲームのように技を使い分けることができます。
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例:ソードなら
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通常攻撃、斬り上げ、回転斬り、空中斬り、しゃがみ斬り…など多彩な技が使える。
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この「1つの能力で多彩なアクションを展開できる」という設計は、アクションゲームとしての完成度を飛躍的に高めたと言えます。
9位:星のカービィ64
累計売上本数 | 177万本 |
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国内売上本数 | 約107万本 |
発売日 | 2000年3月24日 |
『星のカービィ64(カービィ64 〜ザ・クリスタルシャーズ〜)』は、2000年3月24日にニンテンドウ64で発売された、星のカービィシリーズの本編作品です。シリーズで初めて**3Dグラフィック(2.5D)**を採用した作品であり、さらに「コピー能力の合成」という新システムによって、戦略性と遊びの幅が大きく広がった意欲作です。
◎ 2.5D横スクロールアクション
-
フィールドは3Dグラフィックで描かれていますが、アクション自体は横スクロールベース。
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遠近感を活かした演出やギミックもあり、N64の性能を活かした設計になっています。
◎ コピー能力の合成システム(シリーズ初)
最大の特徴は、コピー能力を2つ合成して新しい能力を作り出せること。
例:
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ファイア + カッター = ファイアソード(炎の剣)
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スパーク + アイス = 冷凍ビーム
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ボム + ニードル = トゲ爆弾
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ダブルボム = ホーミングミサイル
など、**組み合わせは全7×7=49通り(重複含む)**という自由度の高さが魅力。
能力は敵を飲み込んで得るだけでなく、ストックしたものを投げてぶつけて合成するというユニークな方法です。
ミニゲームモード(最大4人プレイ)
『カービィ64』はストーリーモードとは別に、最大4人で遊べる対戦型ミニゲームを3種類収録しています。
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バウンドジャンプ(タイミングよく跳ねて高く飛ぶ)
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カーリングレース(氷の上を滑ってゴールを目指す)
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トレジャーハンター(落ち物系ミニゲーム)
ミニゲームの完成度も高く、家族や友達と遊ぶパーティゲームとしても優秀です。
10位:星のカービィ 夢の泉の物語
累計売上本数 | 175万本 |
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国内売上本数 | 100万本弱 |
発売日 | 1993年3月23日 |
『星のカービィ 夢の泉の物語』(Kirby’s Adventure)は、1993年3月23日にファミリーコンピュータ(ファミコン)で発売された、カービィシリーズ本編の第2作目です。シリーズ初のカラーグラフィック、そして初めて「コピー能力」が導入された歴史的な作品でもあります。
作品の意義
本作は、ゲームボーイで発売された『星のカービィ』の正統続編であり、以下の点でシリーズに大きな革新をもたらしました。
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コピー能力の導入(敵を吸い込んで能力を得るシステム)
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豊かなカラー表現と美しいドット絵
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夢の泉という象徴的な舞台
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メタナイト初登場!
コピー能力(シリーズ初登場)
本作では、敵を吸い込むことで初めてコピー能力を得ることが可能になりました。
その種類は全24種で、のちのシリーズの基礎を築いた要素です。
代表的な能力:
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ソード:近接剣攻撃。定番の勇者スタイル。
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ビーム:遠距離攻撃可能な電撃。
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ファイア:口から炎を吐く。
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アイス:敵を凍らせて滑らせる。
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UFO:浮遊+ビームの万能型(レア)。
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スリープ:何もできず寝るだけ(トラップ的能力)。
能力の多様さと、敵に合わせて戦い方を変える自由度が新鮮で、今なお愛されるシリーズの核となりました。
まとめ
『星のカービィ 夢の泉の物語』は、コピー能力の初登場、夢の泉やナイトメアといった神秘的な世界観、そしてゲームボリュームの大幅増加によって、シリーズの進化を決定づけた記念碑的作品です。
カービィの可愛さと奥深さの両方を初めて強く打ち出した、全シリーズのターニングポイントとも言える名作です。
歴代 星のカービィ累計売上本数ランキング 11位~20位
11位:星のカービィ 夢の泉デラックス
累計売上本数 | 210万本 |
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国内売上本数 | 91万本 |
発売日 | 2002年10月25日 |
『星のカービィ 夢の泉デラックス』(英題:Kirby: Nightmare in Dream Land)は、2002年10月25日(日本)にゲームボーイアドバンスで発売された、ファミコンソフト『星のカービィ 夢の泉の物語』(1993年)のリメイク作品です。
GBA向けにグラフィック・BGM・演出を一新し、より遊びやすく、華やかに進化した一本で、シリーズファンからは「リメイクのお手本」と称されることもあります。
どんなゲーム?
本作は、1993年発売のファミコンソフト『星のカービィ 夢の泉の物語』をベースにしつつ、以下のような多数の強化点が加えられたリメイクです:
主な進化ポイント
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フルカラーグラフィックでカービィも背景も美しく再構成
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BGMはすべてアレンジされ、より臨場感のあるサウンドに
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新たにマルチプレイ対応のミニゲームを搭載
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**新モード「メタナイトでゴー!」**を追加(クリア後開放)
新モード「メタナイトでゴー!」
ゲーム本編を一度クリアすると、新たに解放されるモード。
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プレイヤーはメタナイトを操作し、ステージを高速で突き進んでいきます。
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タイムアタック形式で、ソード一本で戦う緊張感あるバランス。
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BGMも専用アレンジで、シリアスな雰囲気を味わえる人気モードです。
評価と影響
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グラフィック、音楽、アクションの完成度いずれも高く、「リメイクの手本」として評価されている。
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原作の「夢の泉の物語」を知らない世代にも受け入れられ、GBAカービィの代表作の1つに。
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メタナイト人気が加速し、後の『ウルトラスーパーデラックス』『スマブラ』などでも活躍。
12位:星のカービィ トリプルデラックス
累計売上本数 | 266万本 |
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国内売上本数 | 84万4707本 |
発売日 | 2014年1月11日 |
『星のカービィ トリプルデラックス』(Kirby: Triple Deluxe)は、2014年1月11日にニンテンドー3DSで発売された、カービィシリーズの本編アクションゲームです。タイトルの「トリプル」は、カービィの三大要素「奥行きアクション・ハイパー能力・サブゲーム」を象徴しており、立体的なステージ構成と豪華な内容が高く評価されました。
ゲームの特徴
◎ 立体的な奥行きアクション(前景・背景の行き来)
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3DSの立体視機能を活かし、画面の奥と手前を行き来するダイナミックなアクションが可能。
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背景から飛んでくる敵、遠くのスイッチ、奥で進行するギミックなど、シリーズ初の立体演出が多数登場。
◎ 新能力「ハイパー能力」:ビッグバン吸い込み
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特定の場所で手に入る**「ビッグバン能力」**により、カービィが超強化。
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画面全体の敵・障害物・巨大ブロックまでも一気に吸い込む豪快なアクションが可能。
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通常ステージを豪快に壊すギミック演出として人気。
◎ 新コピー能力の追加
新たに4つのコピー能力が登場:
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ベル:両手にベルを持ち、振って攻撃。防御も可能。
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ビートル(カブトムシ):つかんで投げる投げ技主体。近接戦闘型。
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アーチャー:弓矢で遠距離攻撃。物陰に隠れて透明状態にもなれる。
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サーカス:火の輪ジャンプ、玉乗り、花火など多彩でトリッキーな動き。
コピー能力はそれぞれコマンド式で技を使い分けられ、前作『Wii』からの高密度アクション性も継承しています。
サブゲームも充実
デデデでゴー!
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本編クリア後に解禁される、デデデ大王が主人公のタイムアタックモード。
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ソロプレイ用で、よりアクションに特化した高速ステージ攻略が楽しめる。
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ラスボスはクィン・セクトニア ソウルという本作最強の裏ボス。
大王のデデデでデン
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音ゲー風アクションミニゲーム。タイミングよく叩いてリズム勝負!
カービィファイターズ
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最大4人で戦えるスマブラ風バトルアクション。
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コピー能力ごとのバランス調整がされており、公式大会が開催されたほどの完成度。
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後に『カービィファイターズ2』として独立タイトル化される。
13位:星のカービィWii
累計売上本数 | 179万本 |
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国内売上本数 | 83万5391本 |
発売日 | 2011年10月27日 |
『星のカービィWii』(英題:Kirby’s Return to Dream Land)は、2011年10月27日にWiiで発売された、カービィ本編シリーズの完全新作アクションゲームです。
最大4人でのマルチプレイ対応、パワフルな新能力「スーパー能力」の導入などにより、家庭用据え置き機での本格カービィアクションが復活した記念碑的な一作です。
◎ 最大4人同時プレイ対応
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カービィだけでなく、**デデデ、メタナイト、ワドルディ(槍持ち)**も操作可能。
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みんなでワイワイ楽しめる協力プレイが特徴。
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コピー能力を持った複数のカービィでもOK(2P以降は色違い)
◎ 新システム「スーパー能力」
一部ステージでは、特定の敵を飲み込むことで**「スーパー能力」**が発動!
代表的なスーパー能力:
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ウルトラソード:巨大な剣で画面全体を一掃
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ギガトンハンマー
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グランドバーナー(火柱)
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フレアビーム(追尾レーザー)
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スノウボウル(雪玉で大暴れ)
通常のコピー能力より遥かに強力で、専用の破壊ギミックや裏ステージの開放にもつながります。
評価と影響
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据え置き機向け本編としては約11年ぶりの新作(64以来)
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アクション性、操作性、演出、演出、協力プレイの楽しさで高評価
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カービィの王道を現代的に再構築した作品として、多くのファンに支持された
14位:星のカービィ 鏡の大迷宮
累計売上本数 | 約147万本 |
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国内売上本数 | 約76万本 |
発売日 | 2004年4月15日 |
『星のカービィ 鏡の大迷宮』(英題:Kirby & The Amazing Mirror)は、2004年4月15日にゲームボーイアドバンス(GBA)で発売された、シリーズ初の“探索型マップ構造”を採用した異色の本編アクションです。
最大の特徴は、一本道ではなく迷宮のように複雑に入り組んだ広大なマップと、4色のカービィによる冒険。
従来のカービィと一味違う、メトロイドヴァニア的要素を持つ作品としてファンの間で根強い人気があります。
◎ 広大な“ノンリニア”マップ
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本作は一本道のステージ制ではなく、全12のエリアがつながった広大な迷宮マップを探索して進みます。
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各エリアには隠し扉、ワープ部屋、隠されたアイテムがあり、攻略順もある程度自由。
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マップ探索+能力活用で行動範囲を広げていくという、「メトロイドヴァニア」に近いゲーム性です。
◎ 4色のカービィたちと共闘
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本作のカービィは、**赤・黄・緑・ピンク(プレイヤー)**の4人に分裂。
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他の3人のカービィはCPU操作だが、Lボタンで呼び出すと助けに来てくれる(体力共有)。
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通信ケーブルを使えば、最大4人で同時プレイも可能(GBAのローカル通信)。
やり込み要素
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宝箱収集(100個以上)
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マップ完成度100%
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ミニゲーム(3種類)
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スマッシュライド
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スピードイーター
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クラッシュコンバット
-
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コピー能力図鑑のコンプリート
15位:星のカービィ ロボボプラネット
累計売上本数 | 164万本 |
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国内売上本数 | 67万1308本 |
発売日 | 2016年4月28日 |
『星のカービィ ロボボプラネット』(英題:Kirby: Planet Robobot)は、2016年4月28日にニンテンドー3DSで発売された、カービィシリーズ本編のアクションゲームです。前作『トリプルデラックス』のゲームエンジンをベースにしつつ、「ロボットに乗る」という革新的な要素を導入したことで大きな話題となり、シリーズ屈指の完成度を誇る人気作となりました。
ロボボアーマーとは?
今作最大の新要素が、カービィ専用の強化スーツ「ロボボアーマー」。
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敵のマシンを奪って搭乗可能
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通常時とは比べ物にならないパワーとスピード、破壊力
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コピー能力を取り込みロボ専用に変化(例:ソード→両腕がビームソードに)
サブゲーム・モード
◆ カービィ3Dチャレンジ(立体アクション)
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カメラ固定の3Dフィールドで敵を一掃するスコアアタック。
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短時間で遊べる小型ゲームだが、後に『カービィのすいこみ大作戦』として独立作品化。
◆ チームカービィハンターズ(RPG風バトル)
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最大4人でボスを討伐する協力型サブゲーム。
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職業(ソードヒーロー、ハンマーヒーローなど)を選び、協力して強敵に挑む。
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好評につき、後に『スーパーカービィハンターズ』として独立展開。
評価と影響
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ロボアーマーの爽快感とコピー変化が高く評価。
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全体のテンポ、ボリューム、演出が非常に丁寧で、「トリプルデラックスの完全進化系」とも呼ばれる。
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一部では「最高傑作の1つ」と称され、ダークな世界観と科学VS自然のテーマも話題に。
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現在も3DS後期の代表的なアクションゲームとして人気。
16位:コロコロカービィ
累計売上本数 | 123万本 |
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国内売上本数 | 56万3914本 |
発売日 | 2000年8月23日 |
『コロコロカービィ』(英題:Kirby Tilt ‘n’ Tumble)は、2000年8月23日(日本)にゲームボーイカラーで発売された、モーションセンサー内蔵カートリッジを使った斬新なアクションゲームです。プレイヤーがゲームボーイ本体を実際に傾けてカービィを転がすという、当時としては非常に画期的な操作方式が話題となりました。
操作方法(モーションセンサー)
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ゲームボーイカラーの本体そのものを傾けてカービィを転がす!
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カービィは球状の姿でマップをコロコロと移動。
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本体を弾くように持ち上げるとカービィがジャンプするという、物理的な動作を活かした操作。
これを実現するため、専用のモーションセンサー内蔵カートリッジが採用されています。
特徴的な要素
◎ 球状カービィ
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この作品では常にボール状のカービィが主役。吸い込みやコピー能力は登場しません。
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物理挙動(傾きと加速度)によって、滑らかな移動が実現されています。
◎ 振ってジャンプ
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本体を上下に軽く弾くことで、カービィがジャンプ!
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トリッキーな地形や高台もこの「振り操作」で突破します。
◎ ボス戦
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各ワールドの最後にはミニボスやボス戦も存在。
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転がしながら特定のポイントに体当たりしたり、ギミックを使って倒す戦い方が中心。
評価と影響
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当時としては珍しい体感操作ゲームとして注目。
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操作性には賛否あるものの、遊びの新鮮さ、ギミックの面白さは高評価。
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任天堂の「モーション技術」への初期的挑戦の一環とされ、後の『Wii』や『DS』の方向性につながるとも言われています。
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海外では英語版『Kirby Tilt ‘n’ Tumble』としてリリース。
17位:毛糸のカービイ
累計売上本数 | 185万本 |
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国内売上本数 | 50万本 |
発売日 | 2010年10月14日 |
『毛糸のカービィ』(英題:Kirby’s Epic Yarn)は、**2010年10月14日(日本)**にWiiで発売された、独特のアートスタイルと温かみのある世界観が特徴の横スクロールアクションゲームです。カービィが「毛糸」と「布」でできたキャラクターとして登場し、まるで絵本のような優しい世界を冒険します。
ゲームの特徴
◎ 独特のビジュアルと世界観
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キャラクターや背景は毛糸やフェルト、布などの素材で作られているように見えるデザイン。
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全体的に柔らかく温かみのある雰囲気で、まるで手作りの絵本の中に入り込んだような感覚。
◎ 新たな操作とゲームシステム
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カービィは毛糸の体を活かし、伸びたり丸まったり、引っ張ったりできる。
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コピー能力の代わりに「変身」ではなく、服(「ファブリックフォース」)を着替えて能力を得る。
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例えば、「スカーフを巻くことでホバリング」「トゲのついた服で攻撃」など、ユニークなアクションが楽しめる。
◎ 協力プレイ
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2Pは「ピンクの毛糸カービィ(ピンクカービィ)」として参加可能。
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2人で一緒に謎解きやアクションを進められ、コミカルな掛け合いも魅力。
評価と影響
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ビジュアルと世界観の独創性が高く評価され、ゲームデザインとしても斬新。
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アクションは比較的易しめで、ファミリー層や初心者にもやさしい設計。
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独特のアートスタイルは、以後のカービィ作品や他の任天堂ゲームにも影響を与えた。
18位:カービィのエアライド
累計売上本数 | 135万本 |
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国内売上本数 | 45万本 |
発売日 | 2003年7月11日 |
『カービィのエアライド』は、2003年3月21日に任天堂から発売されたニンテンドーゲームキューブ用のレースアクションゲームです。カービィシリーズのスピンオフとして登場し、カービィやその仲間たちがさまざまなエアライドマシン(浮遊する乗り物)に乗って競い合う、爽快感あふれるゲームです。
◎ 3つのモードで遊べる多彩なレース
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シティトライアル
広大なマップ内でアイテムやパワーアップを集めながら、エアライドマシンを強化。
強化したマシンで対戦レースに挑む、カービィのエアライドのメインモード。
自由度が高く、探索と戦略が楽しめる。 -
エアライドレース
様々なコースで他のプレイヤーやCPUとスピーディーなレース。
通常のレースゲームに近く、タイムアタックや対戦が楽しめる。 -
スターファイト
ステージ上に散らばったスターを集めて、規定数先取した方が勝利する対戦モード。
アクション性が高く、アイテムや妨害もあり熱いバトルが展開。
シティトライアルの魅力
シティトライアルは、自由に動き回れるエリアでアイテムを集めたり、エアライドマシンを強化できるモード。
集めたパーツを装備し、レースやバトルに挑むための準備を整えます。
自由な探索要素と戦略性が合わさり、長く遊べる人気モードです。
評価と影響
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ゲームキューブ発売初期の代表作の一つであり、レースゲームとしてもアクションゲームとしても高評価。
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特にシティトライアルの自由度の高さは好評で、対戦プレイの盛り上がりも抜群。
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後の『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズや他のカービィ作品にも影響を与えました。
19位:あつめて!カービィ
累計売上本数 | 122万本 |
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国内売上本数 | 41万本 |
発売日 | 2011年8月4日 |
『あつめて!カービィ』(英題:Kirby’s Star Stacker)は、1997年にゲームボーイで発売されたパズルゲームで、カービィシリーズのスピンオフ作品の一つです。
ゲーム概要
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「あつめて!カービィ」は、カービィシリーズでおなじみの仲間たち(ウィスピーウッズ、リック、クー、カイン)をモチーフにしたキャラクターを使い、同じキャラのカードやブロックを組み合わせて消していくパズルゲームです。
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基本は落ちてくるパネルを積み上げ、同じキャラクターのパネルを縦や横に揃えて消すというルール。
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消した分だけ相手に妨害パネルを送ることができる対戦要素もあります(通信ケーブル対応)。
評価
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シンプルながら奥が深いパズルゲームとして評価が高く、カービィファン以外にも楽しめる内容。
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当時の携帯ゲーム機向けパズルゲームの中では高い完成度。
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カービィの世界観を活かしたキャラクター使いも好評でした。
20位:星のカービィ3
累計売上本数 | ‐ |
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国内売上本数 | 約36万本 |
発売日 | 1998年3月27日 |
『星のカービィ3』は、1997年にスーパーファミコン(スーファミ)用ソフトとして発売された、シリーズの正統派横スクロールアクションゲームです。自由度の高いプレイスタイルや協力プレイ、そして新たなコピー能力の導入で、カービィシリーズの中でも根強い人気を誇る作品です。
◎ 4人の仲間キャラクター
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カービィの他に、**リック(ねずみ)・クー(ふくろう)・カイン(かえる)**の3人が操作可能。
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仲間によって操作感や能力が異なり、2人同時プレイ時に協力してステージ攻略が可能。
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それぞれ独自のジャンプや攻撃方法を持つため、戦略的に使い分けられます。
◎ 協力プレイの充実
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2人同時プレイ時は、それぞれが好きなキャラクターを選択可能。
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協力して敵を倒したり、助け合いながら進む楽しさが魅力。
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操作キャラを切り替えられるシステムもあり、ひとりでも仲間を活用可能。
評価と影響
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操作性の良さと自由度の高いマップ設計で高評価。
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協力プレイの面白さが際立ち、ファミリー層にも人気。
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シリーズ屈指の完成度を持ち、後の作品にも影響を与えた。
歴代 星のカービィ累計売上本数ランキング 21位~27位
21位:星のカービィ 20周年スペシャルコレクション
累計売上本数 | 69万本 |
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国内売上本数 | 33万本 |
発売日 | 2012年7月19日 |
『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』は、2012年にニンテンドー3DS向けに発売された、シリーズ20周年を記念した特別なコンピレーションソフトです。過去の代表作を収録し、カービィファンならずとも楽しめる内容となっています。
収録タイトル
このコレクションには、シリーズの名作3本が収録されています。
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星のカービィ(初代)(ファミコン版)
シリーズの原点。シンプルながらも奥深いアクション。 -
星のカービィ 夢の泉の物語(ファミコンディスクシステム版)
コピー能力の元祖となった作品で、多彩な能力が楽しめる。 -
星のカービィ2(ゲームボーイ版)
仲間キャラクターと協力しながら進む初の携帯機カービィ。
特徴・機能
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各タイトルともオリジナルの雰囲気を忠実に再現。
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3DSの機能を活かし、画面の明るさ調整や画面拡大が可能。
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いつでもセーブ可能で、気軽にプレイできる。
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オリジナルのBGMを聴けるサウンドテストモードも搭載。
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「夢の泉の物語」と「星のカービィ2」は、2人協力プレイ対応。
評価
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ファンにとっては懐かしさと新鮮さが共存する満足度の高いコレクション。
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初代から携帯機の名作まで、幅広いカービィの魅力を手軽に味わえる点が好評。
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価格も手頃で、シリーズ入門としてもおすすめ。
22位:カービィのブロックボール
累計売上本数 | ‐ |
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国内売上本数 | 32万本 |
発売日 | 1995年12月14日 |
『カービィのブロックボール』は、1995年にゲームボーイ用ソフトとして発売された、カービィシリーズのスピンオフ作品の一つで、ピンボールゲームをベースにしたアクションパズルゲームです。
ゲーム概要
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ピンボールのようなフィールドで、カービィを「ボール」に見立てて弾き飛ばし、画面内のブロックを壊して進めていくゲーム。
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カービィはボールの形で転がり、フリッパーを使って跳ね返す基本ルール。
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ステージごとに設置されたブロックや敵を破壊しながら、目的のクリスタルを集めてクリアを目指す。
ゲームの特徴
◎ カービィらしさとピンボールの融合
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カービィの「吸い込み」や「コピー能力」は登場しないものの、カービィのキャラクター性を活かした可愛らしい演出が多数。
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ピンボールの爽快な弾き感とパズル的要素が絶妙にミックス。
◎ ステージ構成
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全5ワールドに分かれ、それぞれ数種類のステージが用意。
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隠しアイテムや隠しルートも多く、リプレイ性が高い。
◎ アイテムやパワーアップ
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ステージ中に登場するアイテムを取ることで、スコアアップやボールの挙動変化などの効果が得られる。
評価
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ピンボールとアクションパズルが融合したユニークなゲームシステムが好評。
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ゲームボーイ時代の隠れた名作としてファンに根強く支持されている。
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難易度はやや高めで、攻略のためのテクニックが求められる。
23位:タッチ!カービィ
累計売上本数 | ‐ |
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国内売上本数 | 315,211本 |
発売日 | 2005年3月24日 |
『タッチ!カービィ』は、2005年にニンテンドーDSで発売されたカービィシリーズのアクションゲームです。ニンテンドーDSの特徴であるタッチスクリーンを活かした操作が特徴で、カービィのかわいらしい世界観と新しい遊び方が楽しめます。
ゲームの特徴
◎ タッチペンによる操作
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タッチスクリーンを使った直感的な操作がメイン。
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カービィを指で動かしたり、画面をなぞって攻撃したりできる。
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吸い込みやコピー能力の使用もタッチ操作で行う。
◎ コピー能力の活用
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シリーズおなじみのコピー能力が多数登場。
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タッチ操作でコピー能力を駆使し、多彩な攻撃やアクションが可能。
◎ ステージ構成
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短めのステージが多く、手軽に遊べる。
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ステージ内のアイテム回収や敵撃破を目指す。
評価
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タッチ操作の新鮮さが話題に。
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操作性やゲームバランスは賛否両論あるものの、ファンには楽しめる内容。
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手軽に遊べるカジュアルなアクションゲームとして評価。
24位:カービィ バトルデラックス!
累計売上本数 | ‐ |
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国内売上本数 | 20万2092本 |
発売日 | 2017年11月30日 |
『カービィ バトルデラックス!』は、2009年にニンテンドーDS用に発売された、カービィシリーズの対戦アクションゲームです。最大4人までのローカル対戦が楽しめ、手軽に盛り上がれるパーティーゲームとして人気を博しました。
◎ 3つの対戦モード
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バトルロイヤル
全員で最後の一人になるまで戦うフリーフォーオール。
殴ったりコピー能力を駆使してライバルを倒す。 -
チームバトル
2チームに分かれて戦うモード。チームメンバーを助け合いながら対戦。 -
スターストライク
マップ内の星を集め、制限時間内により多く集めたプレイヤーやチームが勝利。
まとめ
『カービィ バトルデラックス!』は、カービィのコピー能力を駆使した白熱の対戦アクションゲーム。
手軽に遊べる操作性と多彩なモードで、みんなでワイワイ盛り上がるのに最適なタイトルです。
友達とのローカル対戦を楽しみたい方におすすめです。
25位:タッチ!カービィ スーパーレインボー
累計売上本数 | 58万本 |
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国内売上本数 | 13万本 |
発売日 | 2015年1月22日 |
『タッチ!カービィ スーパーレインボー』は、2015年にニンテンドー3DSで発売された、カービィシリーズの横スクロールアクションゲームです。前作『タッチ!カービィ』の操作性を受け継ぎつつ、より多彩なアクションと美しいグラフィックが特徴の作品です。
ゲームの特徴
◎ タッチ操作を活かしたアクション
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ニンテンドー3DSのタッチスクリーンを使った直感的な操作がメイン。
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カービィの吸い込みやコピー能力をタッチペンで自在に操れる。
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ステージ上のギミックや敵をタッチやスライドで操作する要素もある。
◎ 多彩なコピー能力
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30種類以上のコピー能力が登場。
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新しい能力やおなじみの能力を駆使して多様なアクションが可能。
◎ 豊富なステージとボス戦
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カラフルで細部まで作り込まれたステージが多数。
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個性的なボスが登場し、戦略的な攻撃が求められる。
◎ 親しみやすいビジュアルと演出
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柔らかい色彩とかわいらしいキャラクター表現。
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3DSの立体視を活かした奥行きのあるグラフィック。
まとめ
『タッチ!カービィ スーパーレインボー』は、3DSの特徴を活かしたタッチ操作と多彩なコピー能力で爽快なアクションを楽しめる横スクロールゲーム。
美しいグラフィックと親しみやすいゲーム性で、幅広い層に支持された名作です。
26位:カービィのきらきらきっず
累計売上本数 | ‐ |
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国内売上本数 | 約7万本 |
発売日 | 1997年1月25日 |
『カービィのきらきらきっず』は、1997年に発売されたパズルゲームで、カービィシリーズのスピンオフ作品です。シリーズ初の本格的な対戦型落ち物パズルゲームとして登場し、可愛らしいグラフィックとシンプルで中毒性のあるゲーム性が人気を集めました。
ゲームの概要
『カービィのきらきらきっず』は、「カービィ版ぷよぷよ」とも言える内容の落ちものパズルゲームです。
◎ 基本ルール
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画面上から落ちてくる星ブロックと**キャラブロック(コピー能力のアイコン)**を組み合わせて消していく。
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同じキャラブロックで星を挟む(キャラ星キャラ)と消える、という独特のルール。
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消すことで相手の画面に「おじゃま星」を送り込むことができる。
ゲームモード
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ノーマルモード(ひとりで遊ぶ)
カービィが他のキャラクターと順番に戦うストーリーモード。
対戦相手は「ウィスピーウッズ」「クラッコ」「デデデ大王」などおなじみの面々。 -
たいせんモード(2人対戦)
通信ケーブルやスーファミでのローカル対戦対応。
プレイヤー同士でリアルタイムに妨害を送り合うガチバトル。 -
エンドレスモード
延々とブロックを消し続けてハイスコアを目指すモード。
評価と人気
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わかりやすくて奥が深いルールにより、対戦パズルゲームとして完成度が高いと評価。
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特にSFC版は対戦のテンポが良く、マルチプレイで盛り上がれる。
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カービィの可愛らしさと戦略性が両立した、ファンにとって隠れた名作。
27位:毛糸のカービィ プラス
累計売上本数 | – |
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国内売上本数 | 1万本 |
発売日 | 2019年3月7日 |
『毛糸のカービィ プラス』(英題:Kirby’s Extra Epic Yarn)は、2019年にニンテンドー3DSで発売されたアクションゲームで、2010年にWiiで登場した『毛糸のカービィ』のリメイク版+追加要素となるタイトルです。柔らかくあたたかい「毛糸の世界観」はそのままに、新モードや機能が加えられた、ボリューム満点の一作です。
新モード「デビルモード」
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全てのステージに、**カービィを追いかけてくる「デビル」**が登場!
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攻撃してくるデビルをよけながらクリアを目指す、高難度チャレンジ。
◎ 新ミニゲーム2種類も追加
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デデデでゴー!:デデデ大王を操作してステージを高速で駆け抜けるランアクション。
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メタナイトスラッシュ:メタナイトを操作し、剣で敵を一掃するアクションモード。
評価
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ビジュアルの可愛らしさと、誰でも遊べるやさしいゲーム性が再評価。
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「プラス」で追加された要素により、Wii版経験者も新鮮に楽しめる内容。
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一方で2人プレイが削除されているのは惜しいという声も。
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