本記事では、アニメ円盤の売上販売枚数(歴代累計)をランキング形式で紹介しています。
2025年現在、アニメ業界は世界的に盛り上がっており、様々な人気作品がアニメ化されています。そんな中で、「アニメの円盤が一体どれくらい売り上げているのか」「あの人気アニメの円盤ってどのくらい売り上げているのか」と思っている人も多いと思います。
そこで本記事では、あらすじから作品の魅力、おすすめポイントまで徹底的に解説していきます。
アニメ円盤売上販売枚数ランキング【歴代累計】:1位~10位
1位:ウマ娘 プリティーダービー season2
累計売上枚数 | 192,975枚 |
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ジャンル | 萌え擬人化、競馬、競走、スポーツ |
放送期間 | 1期:2018年4月2日 – 6月18日、2021年1月2日 2期:2021年1月5日 – 3月30日 3期:2023年10月5日 – 12月28日 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第1位は、『ウマ娘 プリティーダービー season2』。
Cygamesによるメディアミックスプロジェクト「ウマ娘 プリティーダービー」を原作としたテレビアニメの第2期で、2021年1月5日から3月30日まで放送された。累計売上枚数192,975枚。
シンボリルドルフに憧れ、無敗の三冠ウマ娘を目指すトウカイテイオーと、名家の誇りにかけて天皇賞連覇に挑むメジロマックイーン。二人はライバルであり、親友として切磋琢磨しながら、それぞれの夢に向かって走り続けます。物語は、彼女たちの成長や葛藤、そして絆を描いています。
- 競馬と美少女キャラクターの融合
実在の競走馬をモチーフにした美少女キャラクター「ウマ娘」を登場させることで、競馬ファンとアニメファンの双方の興味を引くことに成功しています。 - スポーツアニメとしての魅力
ウマ娘たちがレースで競い合い、成長していく姿は、スポーツアニメとしての熱さや感動を提供しています。 - キャラクターの多様性と深み
各ウマ娘には独自の背景や性格が設定されており、視聴者は自分のお気に入りのキャラクターを見つけやすくなっています。 - 高品質なアニメーションと音楽
レースシーンの迫力ある描写や、キャラクターソングのクオリティの高さが、視聴者の満足度を高めています。 - 競馬へのリスペクト
作品内で競馬に対する深いリスペクトが感じられ、競馬ファンからも高い評価を得ています。

スポーツアニメの枠を超えた感動的な物語が魅力です。熱い友情や挑戦を描く青春ストーリーを楽しみたい方に、ぜひおすすめの作品です!
2位:新世紀エヴァンゲリオン
累計売上枚数 | 131,166枚 |
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ジャンル | SF(テクノスリラー)、ロボットアニメ、群集劇 |
放送期間 | 1995年10月4日 – 1996年3月27日 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第2位は、『新世紀エヴァンゲリオン』。
1995年から1996年にかけて放送された日本のテレビアニメで、庵野秀明氏が監督を務め、GAINAXが制作しました。累計売上枚数131,166枚。
あらすじ
西暦2015年、謎の敵「使徒」が突如として地球を襲撃。人類は「NERV」という特殊機関を組織し、人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」を用いて使徒に対抗する。物語は、主人公・碇シンジがエヴァンゲリオン初号機のパイロットに選ばれ、戦いを通じて成長する様子や、彼を取り巻く人々との複雑な人間関係を描いています。
- 哲学的・心理的テーマ
登場人物たちの内面や人間関係に焦点を当て、心理描写や哲学的なテーマが深く掘り下げられています。 - 宗教的シンボリズム
聖書やカバラ(ユダヤ神秘主義)などの宗教的な要素が物語の随所に見られます。 - 斬新な演出
特殊なカメラワークや静止画、音楽を効果的に使った演出が注目を集めました。 - 壮大な設定
使徒やエヴァンゲリオンの謎、セカンドインパクトなど、スケールの大きな世界観が描かれています。

『新世紀エヴァンゲリオン』は、アニメ史に残る名作として世界中で愛されています。その奥深いストーリーと衝撃的な結末は、多くの議論と考察を呼び起こしました。視聴後に何度も見返したくなる、深い魅力を持った作品です。
3位:ラブライブ!
累計売上枚数 | 116,892枚 |
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ジャンル | アイドル、学園 |
放送期間 | 2013年1月-3月(1期) 2014年4月-6月(2期) |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第3位は、『ラブライブ!』。
サンライズ(現:バンダイナムコフィルムワークス)、ランティス、アスキー・メディアワークス(現:KADOKAWA)によるメディアミックスプロジェクトで、アイドル活動をテーマにした作品です。アニメや楽曲、ライブイベントを中心に展開され、国内外で高い人気を誇っています。
廃校の危機に直面した音ノ木坂学院を救うため、主人公・高坂穂乃果が仲間と共にスクールアイドル「μ’s」を結成。学校を盛り上げるため、全国大会「ラブライブ!」に挑む物語。
- 感動的なストーリー
挫折や努力を通じて夢を追いかける姿が描かれ、青春ドラマとしても魅力的。 - 楽曲のクオリティ
各シリーズで発表される楽曲は、キャッチーで高い完成度を誇り、ライブでも大きな人気。 - キャラクターの多様性
各キャラクターの個性が際立ち、誰にでも「推し」が見つけやすい。 - ファン参加型プロジェクト
ユーザー投票やライブイベントなど、ファンが積極的に関わる仕組みが多い。

『ラブライブ!』は、音楽やアニメ、ライブを通じてファンに夢と元気を届ける作品です。シリーズごとの個性を楽しみながら、推しメンバーを見つけるのも醍醐味です!
4位:おそ松さん
累計売上枚数 | 114,548枚 |
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ジャンル | ギャグ、ブラックコメディ |
放送期間 | 第1期:2015年10月6日 – 2016年3月29日 第2期:2017年10月3日 – 2018年3月27日 第3期:2020年10月13日 – 2021年3月30日 第4期:2025年7月 – 予定 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第4位は、『おそ松さん』。
『おそ松さん』は、赤塚不二夫による漫画『おそ松くん』を原作としたテレビアニメで、2015年に放送が開始されました。原作のその後を描いたパロディ満載の内容と、現代風にアレンジされたキャラクターたちが話題を呼び、大人から若者まで幅広い層に人気を博しました。
物語は原作『おそ松くん』のその後を描いており、大人になった6つ子(おそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松)が、無職のまま実家で暮らす日常をコメディタッチで描いています。時折シリアスなエピソードも織り交ぜられ、笑いと感動が同居する作風が特徴です。
- シュールなギャグ
パロディやブラックジョークがふんだんに盛り込まれ、毎話予想外の展開が楽しめる。 - キャラごとの個性
6つ子それぞれの性格が大きく異なり、ファンの間で「推し松」を決める楽しみがある。 - 現代社会の風刺
ニートや人間関係、働き方など、社会問題をコミカルに扱うエピソードも多い。 - 豪華声優陣
櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由など人気声優が集結。

『おそ松さん』は、原作の懐かしさと現代風のユーモアが融合し、ギャグアニメとして新たなファン層を開拓しました。個性的な6つ子たちの日常を楽しむことで、癒しと笑いが得られる作品です。
5位:進撃の巨人
累計売上枚数 | 83,683枚 |
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ジャンル | 少年漫画、ダーク・ファンタジー、アクション、セカイ系(原作) |
放送期間 | 第1期:2013年4月7日 – 9月29日 第2期:2017年4月1日 – 6月17日 第3期 Part.1:2018年7月23日 – 10月15日 第3期 Part.2:2019年4月29日 – 7月1日 第4期 Part 1:2020年12月7日 – 2021年3月29日 第4期 Part 2:2022年1月9日 – 4月4日 第4期 完結編(前編):2023年3月4日 第4期 完結編(後編):2023年11月5日 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第5位は、『進撃の巨人』。
諫山創(いさやま はじめ)による漫画を原作とする作品で、人類と巨人との壮絶な戦いを描いたダークファンタジーです。2009年に漫画連載が開始され、圧倒的なストーリー展開と世界観が話題を呼び、アニメ化、実写映画化、ゲーム化など、多岐にわたるメディア展開が行われています。
あらすじ
物語は、人類が突如現れた「巨人」という謎の生物によって生存の危機に追い込まれ、高い壁に囲まれた都市で暮らす世界から始まります。
主人公エレン・イェーガーは、巨人に母を殺され、自由を取り戻すために巨人と戦う決意をします。エレンとその仲間たちは、「調査兵団」として巨人の謎を解明し、人類の生存をかけた戦いに挑みます。しかし、物語が進むにつれて巨人の正体や世界の真実が明らかになり、単なる人類 vs 巨人の戦いを超えた壮大なテーマが描かれていきます。
- 重厚な世界観
巨人と人類の戦いから始まり、政治的陰謀、戦争の悲惨さ、自由とは何かを問うテーマが展開されます。 - 予測不能な展開
誰もが予想できないストーリー展開やキャラクターの死が作品の魅力の一つです。
- 独特のビジュアル
巨人のデザインやバトルシーンで使用される「立体機動装置」の動きが、視覚的なインパクトを与えます。 - 哲学的なテーマ
戦争、自由、差別、アイデンティティなど深いテーマを含み、多くの考察が生まれています。

6位:化物語
累計売上枚数 | 82,803枚 |
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ジャンル | 青春怪異小説(原作) |
放送期間 | 2009年7月3日 – 9月25日 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第6位は、『化物語』。
『化物語』は、西尾維新によるライトノベルシリーズ「〈物語〉シリーズ」の第1作で、怪異に巻き込まれた少女たちと主人公・阿良々木暦(あららぎ こよみ)の交流を描く作品です。シャフト制作によるアニメ版は、その独特な演出とスタイリッシュなビジュアルが話題となり、幅広いファン層を獲得しました。
あらすじ
高校生の阿良々木暦は、人間離れした治癒能力を持つ不死身の少年。ある日、学校の階段から落下してきた同級生・戦場ヶ原ひたぎを助けるが、彼女は異常に軽く、「怪異」に取り憑かれていることを知る。暦は元怪異専門家の忍野メメの助けを借り、彼女を救おうとする。
その後も、蟹、蝸牛、猿、蛇、猫などの「怪異」にまつわる問題に巻き込まれた少女たちと関わり、彼女たちの心の傷や悩みに向き合いながら成長していく。
- スタイリッシュな映像表現
シャフト特有の映像演出が全面に押し出され、抽象的で独特なビジュアルやカット割りが特徴。 - テンポの良い会話劇
物語の中心はキャラクター同士の会話。西尾維新特有の軽快でウィットに富んだ台詞回しが魅力です。 - テーマ性のある怪異
各エピソードで登場する怪異は、登場人物たちの心の問題や悩みを象徴しており、解決を通じてキャラクターが成長します。 - 音楽
アニメのオープニングテーマは各ヒロインごとに異なり、それぞれのキャラクター性やストーリーにマッチした楽曲が用意されています。

『化物語』は、深い心理描写、哲学的なテーマ、そして個性あふれるキャラクターたちで構成され、独自性の強い作品です。アニメ、原作ともに高い評価を得ており、日本のライトノベル・アニメの金字塔として名を刻んでいます。
7位:魔法少女まどか☆マギカ
累計売上枚数 | 80,089枚 |
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ジャンル | 魔法少女、ダーク・ファンタジー、SF |
放送期間 | 2011年1月7日 – 4月22日 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第7位は、『魔法少女まどか☆マギカ』。
魔法少女を題材としたダークファンタジーアニメで、2011年に放送されました。従来の魔法少女作品とは異なるシリアスなストーリー展開と美しい映像が話題となり、アニメ史に残る傑作として高い評価を得ています。
あらすじ
平凡な中学生・鹿目まどかは、不思議な生き物「キュゥべえ」と出会う。キュゥべえは、願い事を叶える代わりに魔法少女になる契約を持ちかける。魔法少女になれば、人々を脅かす「魔女」と戦う力を得られるが、その背後には過酷な運命と恐るべき真実が隠されていた。
まどかとその友人たちは、魔法少女としての選択に直面し、希望と絶望が交錯する物語に巻き込まれていく。
- 従来の魔法少女の概念を覆す設定
魔法少女という夢や希望の象徴が、実は過酷な運命や絶望と隣り合わせであるという独特の設定が話題に。 - 衝撃的な展開
物語は序盤の明るい雰囲気から一変し、想像を超えるダークな展開が次々と訪れる。 - 美しいビジュアルと演出
シャフトによる独特な映像表現や、魔女の結界内でのシュールなビジュアルが作品を際立たせています。 - 深いテーマ性
希望と絶望、人間のエゴや自己犠牲といった哲学的なテーマが作品全体に描かれています。 - 音楽の力強さ
梶浦由記による壮大な音楽が物語をさらに引き立て、主題歌「コネクト」(ClariS)も大ヒットしました。

『魔法少女まどか☆マギカ』は、魔法少女というジャンルを再定義したとも言える作品です。その革新的なストーリーテリングと深いテーマ性は、多くのアニメファンに衝撃を与え、アニメ史に名を刻む大ヒット作となりました。放送後も関連作品や考察が絶えず、国内外で高い人気を誇っています。
8位:ユーリ!!! on ICE
累計売上枚数 | 76,559枚 |
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ジャンル | フィギュアスケート |
放送期間 | 2016年10月 – 12月 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第8位は、『ユーリ!!! on ICE』。
2016年に放送されたフィギュアスケートを題材にしたオリジナルアニメです。美しいスケートシーン、リアルなキャラクター描写、感動的なストーリーが話題を呼び、世界中で人気を集めました。特に、フィギュアスケートという競技を通じて描かれる人間関係や成長物語が多くのファンの心を掴みました。
あらすじ
日本のフィギュアスケート選手・勝生勇利は、大会での惨敗をきっかけにスケートへの情熱を失い、故郷の九州へ帰郷する。そんな彼のもとに、世界トップのスケーターであるロシアのヴィクトル・ニキフォロフが突如現れ、勇利のコーチに就任することを申し出る。ヴィクトルの指導のもと、勇利は再び世界を目指して挑戦を始める。
一方、若きロシアの天才スケーター・ユーリ・プリセツキーもヴィクトルの指導を受けるために動き出し、二人の「ユーリ」が世界の舞台で競い合うことになる。
- リアルなフィギュアスケート描写
実在するスケーターや振付師が監修を務めており、演技シーンはリアルで美しく、競技の魅力が存分に伝わります。 - 国際的なキャラクターたち
各国のスケーターが登場し、それぞれの個性や文化が反映された描写が魅力的です。 - 音楽とスケートの融合
スケートプログラムごとにオリジナル楽曲が制作され、音楽とアニメーションが一体となった演技シーンが圧巻です。 - 心温まる人間関係
勇利とヴィクトルの絆や、ユリオを含むライバルたちとの関係性が丁寧に描かれ、スポーツを超えた感動が生まれます。 - 多様性の描写
勇利とヴィクトルの関係を含む、多様な愛や友情が描かれ、観る人々に希望を与える作品です。

『ユーリ!!! on ICE』は、フィギュアスケートの魅力と登場人物の繊細な心理描写を組み合わせた作品で、観る人々に勇気と感動を与える物語です。その斬新なアプローチと美しい映像表現は、アニメ史において特別な存在感を放っています。
9位:マクロスF
累計売上枚数 | 64,981枚 |
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ジャンル | SF・ロボットアニメ |
放送期間 | 2008年4月 – 9月 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第9位は、『マクロスF(フロンティア)』。
「超時空要塞マクロス」シリーズの25周年記念作品として、2008年に放送されたSFロボットアニメです。壮大な宇宙を舞台に、戦闘と歌、そして三角関係を軸にした物語が描かれました。
あらすじ
西暦2059年、人類は新たな居住地を求めて宇宙を航行する巨大移民船団「マクロス・フロンティア」の中で生活していた。船団を襲う謎の宇宙生物「バジュラ」に対抗するため、可変戦闘機バルキリーを操るパイロットたちが立ち上がる。
高校生である早乙女アルトは、バジュラとの戦いに巻き込まれ、民間軍事組織S.M.Sに加わる。一方、銀河の歌姫シェリル・ノームと、才能あふれる新人歌手ランカ・リーとの出会いが、アルトの運命を大きく変えていく。戦いと恋愛、そして「歌」が物語の鍵となる。
- 「マクロス」シリーズの伝統
三角関係、歌、可変戦闘機バルキリーのアクションが融合した「マクロス」らしい構成。 - 「歌」の重要性
歌が戦いの重要な武器や物語のテーマとして扱われており、シェリルとランカの歌声が多くの人々に感動を与えました。 - 美しい映像表現
宇宙空間での戦闘シーンや、ライブパフォーマンスの演出は高度なCG技術を駆使しており、視覚的にも魅力的。 - 魅力的な音楽
菅野よう子が手がけた音楽が大きな話題となり、特にシェリル(May’n)やランカ(中島愛)の楽曲は大ヒットしました。

『マクロスF』は、従来のファンだけでなく新規の視聴者層も取り込み、多くのヒット曲を生み出しました。シェリルとランカのキャラクター人気が特に高く、関連CDやライブイベントも盛況でした。
SFと音楽、恋愛が絶妙に融合した『マクロスF』は、シリーズの枠を超えてアニメファンに愛される作品となっています。
10位:コードギアス 反逆のルルーシュ
累計売上枚数 | 62,500枚 |
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ジャンル | SFロボットアニメ、ダーク・ファンタジー |
放送期間 | 2006年10月6日 – 2007年3月30日 2007年7月29日(24・25話) 2008年4月6日 – 9月28日(R2) |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第10位は、『コードギアス 反逆のルルーシュ』。
2006年に放送されたオリジナルアニメで、独自の世界観や複雑なストーリー、個性的なキャラクターが特徴のロボット・政治サスペンス作品です。主人公ルルーシュの知略とカリスマ性が視聴者を魅了し、現在も多くのファンに支持されています。
あらすじ
物語の舞台は、神聖ブリタニア帝国が世界の大部分を支配する架空の未来。日本は帝国の支配下に置かれ、「エリア11」と改称され、そこで生きる日本人は「イレブン」と呼ばれ差別されていた。
ブリタニア帝国の元皇子でありながら日本に隠れ住むルルーシュ・ランペルージは、謎の少女C.C.(シーツー)から「ギアス」という特殊能力を授かる。その力を使い、ルルーシュは「ゼロ」と名乗る仮面の指導者として反帝国レジスタンス「黒の騎士団」を率い、神聖ブリタニア帝国に反逆を開始する。
一方で、ルルーシュの親友であり帝国軍人の枢木スザクは、平和を目指しつつも帝国側で戦うことを選択し、二人は互いに相反する立場で対立していく。
- 知略と駆け引き
ルルーシュの頭脳戦や心理戦が物語の中心。彼の計略は多くの視聴者を驚かせました。 - 多層的なテーマ
権力、差別、革命、友情、愛といったさまざまなテーマが緻密に絡み合っています。 - 壮大な世界観
架空の未来を舞台に、リアルな政治や社会問題を反映したストーリーが展開されます。 - 魅力的なキャラクター
主人公以外にも多くの個性的なキャラクターが登場し、それぞれの信念や葛藤が描かれます。 - 圧巻のロボットアクション
ナイトメアフレームと呼ばれるロボットの戦闘シーンは迫力があり、見応えがあります。

『コードギアス』は、エンターテインメント性と深いテーマ性を両立した作品であり、複雑で緻密なストーリー展開と予想外の結末により、国内外で高い評価を受けました。アニメ史に残る名作として多くのファンに愛されています。
アニメ円盤売上販売枚数ランキング:11位~20位
11位:機動戦士ガンダムSEED
累計売上枚数 | 58,589枚 |
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ジャンル | ロボットアニメ |
放送期間 | 2002年10月5日 – 2003年9月27日 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第11位は、『機動戦士ガンダムSEED』。
2002年から2003年にかけて放送された「ガンダム」シリーズの一作で、21世紀初のTVシリーズとして製作されました。従来のガンダム作品を意識しつつ、新世代に向けたアプローチやドラマティックな展開が特徴で、大ヒットを記録しました。
あらすじ
舞台は、地球連合軍(ナチュラル)とプラント(コーディネイター)との間で戦争が続く宇宙世紀風の未来。
主人公キラ・ヤマトは、中立コロニー「ヘリオポリス」に住む学生であり、地球連合軍の新型モビルスーツ「G兵器」の開発現場に偶然居合わせた。幼馴染でありながら敵対するプラント軍の兵士アスラン・ザラとの再会や、連合軍の戦艦「アークエンジェル」への参加を通じ、キラは戦争に巻き込まれ、自らの運命を見つめ直していく。
- 遺伝子操作(コーディネイター)と人類の対立
遺伝子操作による人類の進化をテーマに、差別や戦争といった現実の社会問題を反映した物語が展開される。 - 新旧の要素を融合
ファーストガンダムのオマージュが随所に見られる一方で、ラブストーリーや人間関係に重点を置き、新しいファン層を開拓した。 - 豊かなドラマ性
キャラクター同士の複雑な感情の絡み合いが、物語を大いに盛り上げた。 - 美しい映像と音楽
平井久司による魅力的なキャラクターデザインや、T.M.Revolution、See-Sawなどのアーティストによる主題歌が作品の魅力を引き立てた。

『機動戦士ガンダムSEED』は、新規ファン層を拡大した成功例としてシリーズを再び活気づけました。また、テーマ曲や挿入歌も数多くヒットし、音楽面でも大きな影響を与えました。
その後のガンダムシリーズにも影響を与える革新的な作品であり、今なお多くのファンに支持され続けています。
12位:けいおん!!
累計売上枚数 | 53,472枚 |
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ジャンル | 空気系、学園、音楽、ガールズバンド、萌え |
放送期間 | 2009年4月3日 – 6月26日 2010年4月7日 – 9月29日 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第12位は、『けいおん!!』。
かきふらい作の4コマ漫画を原作とするテレビアニメ『けいおん!』の第2期で、2010年に放送されました。日常系アニメの金字塔的作品として、笑いと感動、音楽を通じた青春物語を描き、多くのファンに支持されました。
あらすじ
桜が丘高校の軽音部に所属する女子高生たちの日常を中心に描かれます。主要メンバーは、天真爛漫なギタリスト平沢唯、真面目なベーシスト秋山澪、元気いっぱいのドラマー田井中律、おっとりしたキーボーディスト琴吹紬、そして後輩の中野梓(ギタリスト)。第2期では、彼女たちが高校3年生となり、軽音部としての活動や進路の選択に向き合いながら最後の学園生活を送る姿が描かれます。
- 日常の描写
音楽活動だけでなく、学園生活や部室でのお茶会など、ほのぼのとした日常が細やかに描かれます。 - 音楽要素
キャラクターソングやライブシーンが充実しており、作品内で演奏された楽曲が実際にリリースされヒットしました。 - 感動的なストーリー展開
最終学年を迎えた彼女たちの友情や進路の悩み、別れの場面など、感動的なシーンが多い。 - 高いクオリティの作画
京都アニメーションならではの美しい背景と細やかなキャラクター描写が作品を彩ります。

作品内の音楽がヒットチャートを賑わせ、キャラクターソング文化を大きく広めました。音楽と日常の絶妙な融合が多くのファンに愛され、アニメ史に残る名作となっています。
13位:GRANBLUE FANTASY The Animation
累計売上枚数 | 52,335枚 |
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ジャンル | ファンタジー、アドベンチャー |
放送期間 | 2017年4月 – 6月 2019年10月 – 12月 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第13位は、『GRANBLUE FANTASY The Animation』。
スマートフォン向けRPG『グランブルーファンタジー』(Cygames開発)を原作としたテレビアニメ作品です。壮大なファンタジー世界を舞台に、主人公たちの冒険を描いた作品で、美しいアニメーションと原作の世界観を忠実に再現したことで注目を集めました。
あらすじ
主人公のグラン(またはジータ)は、空に浮かぶ島々が広がる世界で、父親の足跡を追うため冒険の旅をしていた。彼は、帝国に追われる謎の少女ルリアと出会い、彼女を助けるため運命を共にすることを決意する。
一行は剣士のカタリナや機械職人のラカム、召喚獣のビィなど仲間を増やしながら、ルリアを狙う帝国との戦いや、空の果てを目指す冒険に挑む。
- 原作ゲームの忠実な再現
美しい背景やキャラクターのデザイン、音楽など、原作の魅力がアニメにしっかり反映されています。 - 豪華声優陣
原作と同じ声優陣がキャラクターを担当しており、ファンにとっても親しみやすい。 - 壮大なファンタジー世界
空に浮かぶ島々を舞台にしたスケール感のある冒険が見どころ。 - ストーリーの厚み
仲間との絆や成長、帝国との戦い、召喚獣の力など多彩な要素が絡み合ったドラマティックな展開。

原作ファンだけでなくファンタジー好きにも楽しめる作品として評価されました。特に作画の美しさや音楽のクオリティは高く、シリーズ全体の雰囲気をアニメとして見事に再現していると好評を博しました。
また、原作ゲームとの連動企画や特典が多く、ファンにとって新たな楽しみが提供されました。
14位:Fate/zero
累計売上枚数 | 52,133枚 |
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ジャンル | 伝奇小説、ライトノベル(原作) |
放送期間 | 2011年10月 – 12月 2012年4月 – 6月 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第14位は、『Fate/Zero』。
TYPE-MOONとニトロプラスが共同で制作した同名のライトノベルを原作とするアニメ作品で、2011年から2012年にかけて放送されました。TYPE-MOONの人気作品『Fate/stay night』の前日譚にあたる物語で、第四次聖杯戦争の壮絶な戦いと登場人物たちの悲劇的な運命を描いています。
あらすじ
全能の願望器「聖杯」を巡り、7人の魔術師(マスター)とそれぞれの英霊(サーヴァント)が命を懸けて戦う「聖杯戦争」。舞台は『Fate/stay night』の10年前、冬木市で行われた「第四次聖杯戦争」です。
物語の中心となるのは、冷酷な魔術師でありながら正義を求める衛宮切嗣。彼は圧倒的な力を誇るサーヴァント、セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)を従え、他のマスターやサーヴァントたちと対峙します。戦いは次第に複雑さを増し、さまざまな人物の欲望や信念、裏切りが絡み合う中、戦争の行方と聖杯の真実が明らかになっていきます。
- シリアスなストーリー
深い哲学や道徳観、登場人物たちの複雑な心理描写が物語の軸となっています。 - 豪華なアクションシーン
ufotableによる圧倒的な作画クオリティで、戦闘シーンは迫力満点。 - ダークなテーマ
希望や正義だけでなく、欲望や犠牲、裏切りなどの暗い要素が強調されています。 - 梶浦由記の音楽
壮大で美しいBGMが物語を彩り、感情を一層引き立てます。 - キャラクター同士の絡み
英雄たちが時代や文化を越えて交流する様子が、興味深く描かれています。

緻密なストーリーとビジュアルで大きな反響を呼び、Fateシリーズ全体の人気をさらに押し上げました。キャラクターの深みや壮絶な戦闘描写は、多くのアニメファンに衝撃を与え、現在でも高い評価を受けています。
視聴後の感想として、悲劇的な結末に心を揺さぶられる人も多く、シリーズ全体を理解する上で欠かせない作品です。
15位:あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
累計売上枚数 | 46,474枚 |
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ジャンル | 恋愛、ファンタジー |
放送期間 | 2011年4月 – 6月 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第15位は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』。
2011年4月から6月にかけて放送されたオリジナルテレビアニメです。心の傷を抱えた幼馴染たちが、過去の出来事を乗り越え再び絆を取り戻していく姿を描いた青春ドラマで、感動的なストーリーが多くの視聴者を魅了しました。
あらすじ
ある夏の日、主人公の宿海仁太(やどみ じんた)は、かつて幼馴染だった「超平和バスターズ」の仲間たちと疎遠になり、引きこもり生活を送っていた。しかし、亡くなったはずの仲間本間芽衣子(めんま)が突然現れ、「願いを叶えてほしい」と頼まれる。
芽衣子の願いを叶えるため、仁太は再び幼馴染たちに会いに行く。しかし、彼らもまた芽衣子の死をきっかけに傷つき、離ればなれになっていた。それぞれの心に残る後悔や葛藤を抱えながら、彼らは再び集まり、芽衣子の「願い」を探し始める。
- 感情を揺さぶる物語
幼少期の友情、成長による疎遠、後悔といったテーマが繊細に描かれています。 - 魅力的なキャラクター
登場人物たちのリアルな感情と人間関係が共感を呼びました。 - 美しい背景描写
埼玉県秩父市をモデルとした田舎の風景が舞台。自然豊かな描写が物語のノスタルジックな雰囲気を強調しています。 - 絶妙な演出
長井龍雪監督と岡田麿里脚本のコンビによる感動的な演出が光ります。

『あの花』は、感動的なストーリーとキャラクター描写が多くの視聴者の心を打ち、大ヒット作となりました。放送後も映画化や舞台化がされるなど、その人気は根強く続いています。
エンディングの「secret base」が流れるラストシーンは、多くの視聴者が涙した名場面として語り継がれています。
16位:ソードアート・オンライン
累計売上枚数 | 45,372枚 |
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ジャンル | VRMMORPG・サイバーパンク・バトルアクション |
放送期間 | 2012年7月8日 – 12月23日 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第16位は、『ソードアート・オンライン』。
川原礫による同名ライトノベルを原作としたアニメ作品です。仮想空間(VRMMORPG)を舞台に、登場人物たちの戦いと成長を描くSFファンタジーで、2012年のアニメ放送以降、世界的な人気を誇るシリーズとなっています。
あらすじ
2022年、最先端のVR技術を使った仮想現実MMORPG「ソードアート・オンライン(SAO)」が発売される。しかし、ゲーム内にログインした1万人のプレイヤーは、突然ログアウトできなくなることに気づく。さらに、ゲームの制作者・茅場晶彦が現れ、「このゲームで死ぬと現実でも死ぬ」と告げる。
主人公のキリト(桐ヶ谷和人)は、この命がけのデスゲームを生き延びるため、剣士として戦い始める。同じくプレイヤーのアスナ(結城明日奈)と出会い、共に攻略を目指す中で絆を深め、恋に落ちる。仲間たちとともに、ゲームの最上階を目指す戦いが描かれる。
- 仮想世界のリアルな描写
「フルダイブ技術」をテーマに、仮想現実の可能性や危険性がリアルに描かれています。 - 多彩な世界観
作品ごとに異なるゲーム世界(SAO、ALO、GGOなど)が舞台となり、それぞれの魅力を持つ。 - 心理描写と人間ドラマ
デスゲームやトラウマなどのシリアスなテーマに加え、友情や恋愛、家族愛が描かれています。 - 美しいアクションシーン
A-1 Picturesのクオリティの高い作画と、梶浦由記の音楽が融合し、迫力ある戦闘シーンを演出。 - 壮大な物語構成
広がり続ける世界観と、綿密に練られた長編ストーリーが魅力。

『SAO』は、仮想現実やテクノロジーに興味がある人に特におすすめの作品で、その壮大な世界観は視聴者を引き込んでやみません。
17位:Angel Beats!
累計売上枚数 | 41,512枚 |
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ジャンル | 学園ファンタジー、群像劇 |
放送期間 | 2010年4月2日 – 6月25日 |
「――神への復讐。その最前線」
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第17位は、『Angel Beats!』。
麻枝准が原作・脚本を手掛けたオリジナルテレビアニメ作品で、死後の世界を舞台に繰り広げられる感動的な物語が特徴です。2010年に放送され、その独自のストーリーと感動的な展開で多くのファンを魅了しました。
あらすじ
物語の舞台は「死後の世界」。記憶を失った少年・音無結弦は、目覚めた先で謎の少女・仲村ゆりに出会う。彼女は、自分たちが生前に報われなかった思いを持つ若者たちが集う場所であり、運命に逆らうための組織「死んだ世界戦線(SSS)」のリーダーを務めていた。
SSSは、この世界の管理者だとされる「天使」と戦いながら、生前叶えられなかった夢や後悔を昇華しようとする。音無も彼らの活動に加わるが、「天使」と呼ばれる少女・立華かなでとの交流を通じて、この世界の真実や彼らがいる理由に気づき始める。
彼らの運命と、この世界の結末は、涙なくしては見られない感動の物語として描かれる。
- 感動的なストーリー
生前の夢や後悔を昇華していくキャラクターたちの姿が、多くの視聴者に感動を与えました。 - 音楽の魅力
劇中バンド「Girls Dead Monster」による楽曲や、Liaが歌う主題歌は高く評価されています。 - コメディとシリアスの絶妙なバランス
笑いあり涙ありのストーリーが、視聴者を最後まで引きつけます。 - 豊かなキャラクター描写
メインキャラクターだけでなく、脇役にも丁寧にスポットが当てられ、それぞれの背景が物語を深めています。

『Angel Beats!』は、生前の後悔や未練をテーマにしながらも、人間の再生と救済を描いています。ユーモアあふれる日常シーンと、深い感動を誘うシリアスな展開のバランスが絶妙です。その独特の世界観とラストシーンの感動的な結末は、視聴後の余韻を残す作品として語り継がれています。
18位:涼宮ハルヒの憂鬱
累計売上枚数 | 40,036枚 |
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ジャンル | 学園、SF、セカイ系 |
放送期間 | 2006年4月-7月 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第18位は、『涼宮ハルヒの憂鬱』。
谷川流による同名のライトノベルを原作としたアニメ作品で、2006年に放送されるや否やその斬新な構成とユニークなキャラクターで話題を呼びました。青春、SF、コメディを融合した物語が特徴で、特に主人公たちが巻き込まれる超常現象とその背後に潜む謎が魅力です。
あらすじ
高校1年生のキョン(本名不明)は、普通の生活を望む平凡な男子生徒。しかし、入学早々にクラスメイトの涼宮ハルヒと出会い、その常識を覆される。ハルヒは「宇宙人、未来人、超能力者」との出会いを望み、自ら「SOS団」を結成。キョンは彼女に巻き込まれる形で団員となる。
しかし、ハルヒが興味を示す「非現実的なもの」は、実はすべて現実のもので、彼女の周囲には以下のような特異な人物が集まる。
- 長門有希: 宇宙人によって送り込まれた「情報統合思念体」の端末。
- 朝比奈みくる: 未来人。
- 古泉一樹: 超能力者。
SOS団は、ハルヒの願望によって引き起こされるさまざまな異常現象を解決し、彼女が世界を破壊してしまうのを防ぐため、奮闘する。
- 非線形な放送順
第1期のエピソードは時系列順ではなくシャッフルされて放送され、視聴者に斬新な体験を提供しました。 - 現実と非現実の融合
普通の学園生活の中にSF要素やミステリーが巧みに織り込まれています。 - キャラクター性
個性豊かなキャラクターたちが、テンポの良い会話劇を展開します。 - 主題歌とダンス
エンディングテーマ「ハレ晴レユカイ」は、キャラクターたちが踊るダンスが大きな話題となり、ファンによるコピー動画が大量に制作されました。

その独創的なストーリー構成、京都アニメーションによる美しい作画、魅力的なキャラクター描写が高く評価されています。
アニメ文化に多大な影響を与え、特に「ハレ晴レユカイ」のブームは社会現象化しました。シリーズ全体が後のラノベ原作アニメの先駆けとなったと言えます。
19位:プリンセスコネクト!Re:Dive
累計売上枚数 | 39,205枚 |
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ジャンル | 仮想世界、アニメRPG(原作) |
放送期間 | 2020年4月7日 – 6月30日 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第19位は、『プリンセスコネクト!Re:Dive』。
Cygamesが制作したスマートフォン向けRPGを原作とするアニメ作品で、美少女キャラクターたちが織りなすコメディと冒険を描いた物語です。原作ゲームの豊かなストーリー性とキャラクター性を活かし、アニメはファンのみならず新たな視聴者層も魅了しました。
あらすじ
主人公である少年「ユウキ」は記憶を失い、謎の世界「アストルム」に降り立つ。彼を助けるコッコロという少女と出会い、仲間たちとともに「美食殿」を結成。美味しい料理を求めながら、この世界で起こる様々な事件に巻き込まれていく。
次第に、ユウキの記憶の欠片や、アストルムを覆う陰謀が明らかになり、美食殿の冒険は新たなステージへ進んでいく。
- 原作の魅力を忠実に再現
原作ゲームの豊富なキャラクター設定や世界観がアニメでも丁寧に描かれています。 - 美麗なアニメーション
CygamesPicturesによる高品質な作画と演出が、冒険や戦闘シーンを彩ります。 - コメディと感動のバランス
日常のユーモアや料理をテーマにしたエピソードと、シリアスなストーリー展開が絶妙に組み合わされています。 - キャラクター同士の絆
美食殿を中心に、キャラクター間の温かい交流が物語の中心となっています。

コメディ要素の強い序盤から、物語が進むにつれてシリアスな展開に移行する構成が好評。ファンからは「ゲームの世界をアニメで体験できる」として高い評価を受けています。
「キャラクターが全員魅力的で愛らしい」「美味しそうな料理描写が印象的」など、視覚的にもストーリー的にも楽しめる作品との声が多いです。
20位:宇宙戦艦ヤマト2199
累計売上枚数 | 39,101枚 |
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ジャンル | SFアニメ |
放送期間 | 2013年4月7日 – 9月29日 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第20位は、『宇宙戦艦ヤマト2199』。
1974年放送の名作アニメ『宇宙戦艦ヤマト』をリメイクした作品で、現代的なアニメーション技術や物語構成を取り入れて制作されました。壮大な宇宙戦争を背景に、人類の存亡をかけた旅と個性的なキャラクターたちの成長を描いたSFアニメです。
あらすじ
西暦2199年、人類は異星人「ガミラス帝国」との戦争で壊滅寸前の危機に瀕していた。地球の環境はガミラスの攻撃により汚染され、生存可能な期間は1年を切っている。
そんな中、宇宙の彼方の惑星イスカンダルから「放射能汚染を浄化する技術」を届けるというメッセージが届く。地球防衛軍は人類最後の希望を託し、旧式戦艦「ヤマト」を改造した宇宙戦艦「宇宙戦艦ヤマト」を建造。ヤマトはイスカンダルを目指し、16万8000光年の旅に出発する。
ヤマトの旅は多くの困難とガミラス帝国との戦闘に満ちている。クルーたちは地球を救う使命を胸に抱き、協力しながら困難を乗り越えていく。
- 現代的なリメイク
原作の魅力を尊重しつつ、キャラクターやストーリーの深みを増す改変が加えられています。特に女性キャラクターの活躍が増え、多様性が広がりました。 - リアルな戦闘描写
宇宙戦闘の描写がよりリアルになり、戦術や戦略が重視されています。また、3DCGを効果的に活用した戦闘シーンも見どころです。 - 音楽の魅力
オリジナル版の音楽を宮川彬良がアレンジし、壮大なスケールを感じさせるBGMが新たな命を吹き込んでいます。 - キャラクターの成長
クルー一人ひとりの背景やドラマが丁寧に描かれ、視聴者が感情移入しやすいストーリーとなっています。

原作ファンからも高い評価を受け、新規ファン層の獲得にも成功しました。特に物語の緻密さや作画の美しさが称賛されています。
SFアニメの新たな基準を示す作品として評価され、続編『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』や『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』の制作へと繋がりました。
アニメ円盤売上販売枚数ランキング:21位~30位
21位:ガールズ&パンツァー
累計売上枚数 | 37,581枚 |
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ジャンル | 学園、スポーツ、ミリタリー |
放送期間 | 2012年10月 – 12月 2013年3月 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第21位は、『ガールズ&パンツァー』。
架空の世界を舞台に、戦車道という武芸を学ぶ女子高生たちの青春を描いたミリタリー系スポーツアニメです。戦車戦を通じた友情や努力、そして成長がテーマで、可愛らしいキャラクターと迫力ある戦闘描写が魅力的な作品です。
あらすじ
戦車道は、「大和なでしこ」のたしなみとして女子の間で人気を集める武道。主人公の西住みほは、戦車道の名門家系に生まれながらもその道を避けてきたが、新しい学校・大洗女子学園に転校後、仲間たちと共に戦車道を始めることになる。
チームメンバーと共に全国大会での優勝を目指す中、みほは戦車戦での知識や指揮能力を発揮し、数々の強豪校と戦いながら友情を深めていく。
- リアルな戦車描写
実在する戦車が多数登場し、戦車の挙動や戦術がリアルに描かれています。ミリタリー好きにも高く評価されています。 - 戦車道と青春の融合
戦闘のスリルだけでなく、女子高生たちの友情や努力が描かれ、バランス良く楽しめます。 - 個性豊かなチーム
各高校が特徴的なテーマを持ち、大洗女子以外の学校も魅力的なキャラクターで溢れています。 - 徹底した時代考証
戦車や戦術、使用兵器など、専門家が監修し、作品にリアリティを加えています。

戦車戦の緊張感とキャラクター同士の交流が魅力的に描かれ、ミリタリーファン以外にも支持されています。戦術や駆け引きを重視した躍動感ある戦闘シーンがエンターテインメント性を高めています。コメディ要素とシリアスな展開が調和しており、観客を飽きさせません。
22位:IS 〈インフィニット・ストラトス〉
累計売上枚数 | 33,813枚 |
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ジャンル | 学園、SF、バトル、ラブコメ、ハーレムもの |
放送期間 | 2011年1月6日 – 3月31日 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第22位は、『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』。
弓弦イズルによるライトノベルを原作としたアニメ作品で、未来の世界を舞台にした学園バトルラブコメディです。男性が操縦できないはずの超技術「インフィニット・ストラトス(IS)」を唯一操れる少年、織斑一夏を中心に、個性豊かなヒロインたちとの学園生活や戦闘が描かれます。
あらすじ
近未来、世界は高性能なパワードスーツ「インフィニット・ストラトス(IS)」の登場により、女性優位の社会となっていた。このISは女性しか操縦できないという制約があったが、ある日、15歳の少年・織斑一夏がISを起動させることに成功する。
唯一の男性IS操縦者として注目を集めた一夏は、訓練学校「IS学園」に入学することに。そこでは、世界中から集まった美少女たちと共に学び、成長していく。一方、彼を巡る女性たちとの恋愛模様や、学園外での陰謀や敵との戦闘も次第に激化していく。
- SFとラブコメの融合
SFバトルと学園ハーレムラブコメの要素が絶妙に組み合わされ、幅広い層に支持されています。 - ハーレム要素の強調
一夏を巡るヒロインたちの恋愛模様がストーリーの中心で、個性的なキャラクターたちが魅力的です。 - ISのデザインと戦闘
ISのビジュアルデザインや戦闘シーンの演出が見どころで、迫力あるバトルが展開されます。 - グローバルな視点
各ヒロインが異なる国の代表候補生として登場し、国ごとの特徴や文化が取り入れられています。

可愛いヒロインたちと爽快なバトルシーンが魅力となり、多くのファンを獲得しました。一方で、主人公の鈍感な性格やストーリーのシンプルさに対する賛否もあります。SFとハーレム要素を組み合わせた作品として後続の作品にも影響を与えました。
23位:うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%
累計売上枚数 | 33,520枚 |
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ジャンル | 恋愛アドベンチャーゲーム(原作) |
放送期間 | 2013年4月4日 – 6月27日 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第23位は、『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%』。
人気女性向け恋愛アドベンチャーゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪』を原作とするアニメシリーズの第2期です。本作は、アイドルを目指す若者たちと音楽業界で奮闘する主人公の青春を描いた、音楽と恋愛をテーマにした作品です。
あらすじ
アイドル養成学校「早乙女学園」を卒業し、新人アイドルとしての道を歩み始めた7人組「ST☆RISH」。主人公の七海春歌は、彼らの音楽プロデューサーとして活動をサポートすることに。
そんな中、彼らにとって新たな試練が訪れる。大手芸能事務所「シャイニング事務所」から、新人アイドルユニットとして正式に活動を開始する一方、実力派グループ「QUARTET NIGHT」との切磋琢磨が始まる。また、新キャラクターである七瀬翔や美風藍などが物語に加わり、彼らの関係性がさらに広がる。
アイドルとしての夢と葛藤、そして成長を描きつつ、主人公との心の触れ合いがストーリーの中心となる。
- ハイクオリティな音楽
本作の目玉は、Elements Gardenが手掛けたクオリティの高い楽曲。アイドルユニットの歌やパフォーマンスがストーリーを盛り上げます。 - ビジュアルの美しさ
倉花千夏がデザインしたキャラクターは華やかで、アニメ化によってさらに映える作画が楽しめます。 - 個性豊かなキャラクター
様々なタイプのキャラクターが揃っており、それぞれの成長やドラマが描かれます。 - 恋愛要素のバランス
恋愛要素が控えめで、音楽とキャラクター同士の友情や絆が主軸になっています。

派手なライブ演出やキャラクター同士の掛け合いがファンから高く評価されています。音楽アニメとしての完成度も高いです。イケメンキャラクターと豪華声優陣の組み合わせ、ハートフルなストーリー展開、そして楽曲の良さが多くのファンを魅了しています。
24位:機動戦士ガンダム00
累計売上枚数 | 33,480枚 |
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ジャンル | ロボットアニメ |
放送期間 | 2007年10月6日 – 2008年3月29日(シーズン1) 2008年10月5日 – 2009年3月29日(シーズン2) |
「ガンダムによる全戦争行為への武力介入を開始する」
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第24位は、『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』。
ガンダムシリーズ初の21世紀に放送された完全新作TVシリーズで、リアルな政治・紛争問題を背景にしつつ、壮大なドラマと迫力のある戦闘シーンが繰り広げられる作品です。特に、「現実世界」を舞台にした設定と多層的なキャラクター描写が特徴で、ファンや批評家から高い評価を受けました。
あらすじ
西暦2307年、世界は「太陽光発電システム」によってエネルギー問題を解決していたが、その恩恵を享受する国家間での格差や紛争は絶えなかった。そんな中、謎の私設武装組織「ソレスタルビーイング」が現れる。彼らは「ガンダム」と呼ばれる超高性能モビルスーツを駆り、武力介入によって戦争を根絶しようとする。
物語は、ガンダムマイスターとして選ばれた4人のパイロット、刹那・F・セイエイ、ロックオン・ストラトス、アレルヤ・ハプティズム、ティエリア・アーデが、それぞれの信念や過去と向き合いながら、戦争の根絶を目指して戦う姿を描く。
- 現実に近い政治背景
現実世界の問題を色濃く反映したストーリー展開(エネルギー問題、国際紛争、テロリズム)がリアリティを生み出しています。 - 多面的なキャラクター描写
各キャラクターが抱える葛藤や成長が丁寧に描かれ、物語に深みを与えています。 - ガンダムの進化
ガンダムのデザインや技術設定が洗練され、「太陽炉」による圧倒的な性能が見どころです。 - 音楽の魅力
主題歌や劇伴はファンの間で高い評価を受けており、特にUVERworld、THE BACK HORN、L’ArcenCielなどの主題歌が話題になりました。

現実的なテーマと革新的なビジュアル、シリアスなストーリーが評価されました。また、キャラクターたちのドラマ性が支持を集めています。
複雑な政治背景やストーリー展開にやや難解さがあるため、視聴者によっては理解が難しいと感じる部分もあります。
25位:PUI PUI モルカー
累計売上枚数 | 32,294枚 |
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ジャンル | ストップモーションアニメ 子供向け、コメディ |
放送期間 | 2021年1月5日 – 3月23日(1作目) 2022年10月8日 – 12月24日(2作目) |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第25位は、『PUI PUI モルカー』。
2021年1月に放送開始された日本の短編アニメ作品で、モルモットがモチーフのかわいい車「モルカー」を主人公とした物語です。斬新なコンセプトと心温まるストーリー、独特なストップモーションアニメーションの魅力が話題となり、子どもから大人まで幅広い層に人気を博しました。
あらすじ
舞台は人々が「モルカー」と呼ばれるモルモット型の車に乗って暮らす世界。モルカーたちは、運転手の行動に振り回されながらも、愛らしくコミカルに日常を駆け回ります。
個性豊かなモルカーたちが織りなすドタバタ劇や友情、さらには社会風刺的なエピソードが盛り込まれた短編ストーリーが展開します。
- ストップモーションアニメの魅力
毛糸や布で作られたモルカーたちが、ジオラマセットの中で動き回るストップモーションアニメーションが特徴。温かみのあるビジュアルが視聴者を引き込みます。 - メッセージ性のあるエピソード
笑いだけでなく、環境問題や交通マナー、動物愛護といった社会的なテーマもさりげなく描かれています。 - 言葉を使わないストーリー
キャラクターたちはセリフを話さず、表情や行動、モルモットの「キュイキュイ」という鳴き声で感情を表現。子どもにもわかりやすく、大人も楽しめる作りになっています。 - 短い尺で完結する物語
各話が2分30秒という短編形式で展開。隙間時間でも気軽に楽しめるのが魅力です。

可愛らしいデザインとユニークな世界観、ストップモーションアニメーションの完成度が高く評価されました。特に大人向けの皮肉の効いたユーモアが話題となりました。
短時間で楽しめる手軽さ、キャラクターの可愛らしさ、家族全員で楽しめる内容が人気の秘訣です。
26位:Persona 4 the ANIMATION
累計売上枚数 | 31,019枚 |
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ジャンル | RPG(原作) |
放送期間 | 2011年10月 – 2012年3月 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第26位は、『Persona 4 the ANIMATION』。
アトラスの人気RPG『ペルソナ4』を原作としたアニメ作品です。原作ゲームの魅力的なストーリーとキャラクターを忠実にアニメ化し、日常と非日常の融合、仲間との絆、そして謎解きの要素を描いています。アニメ独自の演出や追加エピソードもあり、原作ファンにも新たな楽しみを提供しました。
あらすじ
物語の舞台は、地方都市・稲羽市。主人公の鳴上悠は、親の都合でこの町に引っ越し、叔父と従妹の家に居候しながら高校生活を送ることになる。しかし、町では奇妙な連続殺人事件が発生。さらに、「雨の日の深夜0時に消えたテレビ画面を見ると、真実が映る」という噂が広がる。
悠はある日、自分がテレビの中の異世界に入る能力を持っていることに気づく。その異世界では、シャドウと呼ばれる怪物が徘徊しており、失踪者がその世界に囚われていることが判明。悠は仲間たちと共に「ペルソナ」という能力を駆使して、事件の真相を追い求めていく。
- 原作ゲームの忠実な再現
原作ゲームのストーリーやイベントを細かく再現しつつ、アニメオリジナルの要素も追加されています。 - キャラクターの魅力
各キャラクターが個性豊かで、視聴者との共感を呼ぶエピソードが多数描かれています。 - 日常と非日常の融合
学園生活を中心にした日常パートと、シャドウとの戦闘が繰り広げられる非日常パートのバランスが絶妙です。 - コメディとシリアスの両立
シリアスな事件の裏で、笑いを誘うコメディシーンやほのぼのとした場面も多く、テンポよく進行します。 - 主題歌と音楽
オープニングテーマ「sky’s the limit」や挿入歌が作品の世界観をさらに盛り上げています。

キャラクターの魅力や原作再現度、日常と戦闘のバランスが評価されています。ファンからは「ゲームをそのまま楽しんでいるような感覚」との声が多いです。
アニメ独自の展開が原作ファンからは賛否両論となる場合もありましたが、大筋で評価は高いです。
27位:機動戦艦ナデシコ
累計売上枚数 | 29,036枚 |
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ジャンル | SFロボットアニメ |
放送期間 | 1996年10月1日 – 1997年3月25日 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第27位は、『機動戦艦ナデシコ』。
1996年から1997年にかけて放送されたSFロボットアニメです。高度なコメディ要素、パロディ、シリアスなストーリーが融合した独特の世界観と、個性豊かなキャラクターたちが人気を博しました。また、アニメの枠にとどまらず、映画やゲームといったメディア展開も行われました。
あらすじ
未来の地球では、木星から襲来する謎の異星人「木星蜥蜴(もくせいとかげ)」による脅威が迫っていた。この状況を打破するため、民間企業ネルガル重工が最新鋭の戦艦「ナデシコ」を建造。戦艦の艦長には、若干20歳にして天才的な頭脳を持つ美少女・ミスマル・ユリカが就任する。
一方、ナデシコに乗り込むことになった主人公・テンカワ・アキトは、かつて地球を離れて火星に住んでいた過去を持つ青年。料理人を志望していたが、ひょんなことからナデシコのパイロットとして戦闘に巻き込まれていく。
個性的なクルーたちとともに、アキトは木星蜥蜴との戦いや、戦争の裏に潜む真実に直面していく。
- ジャンルのミックス
コメディやパロディ要素が強い一方で、戦争や人間関係を深く掘り下げたシリアスなストーリーが展開されます。このギャップが作品の大きな魅力です。 - パロディとオマージュ
劇中では、「ゲキ・ガンガー3」という架空のロボットアニメが登場し、往年のスーパーロボットアニメへのオマージュやパロディが数多く散りばめられています。 - 個性豊かなキャラクター
クルーたちはそれぞれ強烈な個性を持ち、彼らのやりとりや関係性が作品の見どころです。 - 社会的テーマ
単なるロボットアニメではなく、戦争の背景や組織の思惑、人間同士の対立といった社会的なテーマにも切り込んでいます。 - 先進的なメカデザイン
河森正治や大河原邦男による緻密なデザインの戦闘機や戦艦が登場し、リアリティを引き立てています。

番組放送時から高い人気を誇り、特にキャラクターや物語の多層的な描写が評価されました。一方で、コメディとシリアスのバランスに戸惑う声も一部ありました。
その後のロボットアニメにおいて、パロディやメタフィクション的要素を取り入れる作品の先駆けとなりました。
28位:けものフレンズ
累計売上枚数 | 28,912枚 |
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ジャンル | 動物、萌え擬人化 |
放送期間 | 2017年1月-3月(1作目) 2019年1月-4月(2作目) |
「あなたは、けものがお好きですか?!」「あの子たちと、友達(フレンズ)になれる!」
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第28位は、『けものフレンズ』。
動物をモチーフにした「フレンズ」と呼ばれるキャラクターたちが登場する、日本のアニメ作品です。第1期が2017年に放送され、可愛らしいキャラクターたちと謎に満ちた世界観で人気を集めました。放送当初は期待されていなかったものの、独特なストーリーテリングやSNSを通じた口コミで話題となり、一大ブームを巻き起こしました。
あらすじ
物語の舞台は、「ジャパリパーク」と呼ばれる巨大な動物園型施設。このパークでは、謎の物質「サンドスター」の力で動物たちが「フレンズ」として人型の姿に進化しています。
主人公の「かばんちゃん」がパークに迷い込み、フレンズの「サーバル」と出会います。自分が何者かを探る旅に出たかばんちゃんとサーバルは、旅の途中でさまざまなフレンズたちと交流し、パークに潜む謎や危機に直面します。
- 独特の世界観
動物園をモチーフにした「ジャパリパーク」という舞台が設定されており、その中で生きるフレンズたちとの交流が描かれます。のどかで平和な雰囲気の中に、時折謎めいた不穏な要素が挟まれるのが魅力です。 - 可愛いキャラクターデザイン
動物を擬人化したフレンズたちのデザインが親しみやすく、各キャラクターの個性も豊かです。 - シンプルながら深みのあるストーリー
表面的には子供向けの冒険アニメのように見えますが、背後には大人向けのテーマや伏線が隠されています。 - 低予算CGのユニークさ
第1期は低予算ながらも魅力的なCG演出が注目を集め、逆に「味がある」と評される要因になりました。 - ファンの熱狂的な支持
放送後、SNSを中心に口コミで広がり、多くのファンアートや考察が生まれました。主題歌やエンディングテーマも話題を呼びました。

前述のように、放送当初は注目されていなかったものの、次第にそのストーリーやキャラクターに多くの人が魅了され、社会現象化しました。
29位:機動戦士ガンダム
累計売上枚数 | 28,078枚 |
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ジャンル | ロボットアニメ |
放送期間 | 1979年4月7日 – 1980年1月26日 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第29位は、『機動戦士ガンダム』。
1979年に放送された日本初の「リアルロボットアニメ」として知られる作品です。従来のヒーローアニメ的な「スーパーロボットもの」とは異なり、戦争や人間ドラマを重視したシリアスな作風が特徴です。制作当時は視聴率が振るわなかったものの、後の再放送や映画版の公開で大ヒットし、現在ではガンダムシリーズの原点として評価されています。
あらすじ
宇宙世紀0079年、人類は地球圏から宇宙へと進出し、スペースコロニーでの生活を開始していた。しかし、地球連邦政府の支配に反発するコロニー国家「ジオン公国」が独立を宣言し、地球連邦との間で「一年戦争」が勃発する。
ジオン公国は新兵器「モビルスーツ」を用いて連邦軍を圧倒。戦争は膠着状態に陥る中、連邦軍は新型モビルスーツ「ガンダム」を開発する。そのテスト運用が行われていたサイド7のコロニーがジオン軍の襲撃を受けたことで、物語は動き出す。
- 戦争の非情さと人間ドラマ
敵味方問わず戦争に翻弄される人々の姿を描き、単純な善悪の二元論を排した深い物語が展開されます。 - リアルな戦闘描写
モビルスーツ同士の戦闘が、戦争の一環としてリアルに描かれています。物資や戦術、パイロットの心理描写が重視されています。 - ニュータイプの覚醒
戦争を通じて人類が新たな進化「ニュータイプ」に目覚めるという壮大なテーマが提示されます。これはガンダムシリーズの重要な要素のひとつです。

当初は視聴率が振るわず、予定より早く放送が打ち切られました。しかし、1981年には総集編として劇場版三部作が公開され、社会現象となりました。
リアルロボットアニメの先駆けとして、その後のアニメ業界に多大な影響を与え、多くのフォロワー作品を生み出しました。
30位:TIGER&BUNNY
累計売上枚数 | 27,829枚 |
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ジャンル | ヒーローアクション |
放送期間 | 2011年4月2日 – 9月17日 |
アニメ円盤売上ランキング【歴代累計】第30位は、『TIGER & BUNNY』(タイガー&バニー)』。
2011年に放送されたオリジナルアニメシリーズです。ヒーローがスポンサー企業のロゴを背負って活躍するという斬新な設定や、人間味あふれるキャラクターたちの成長ドラマが話題を呼び、大ヒットしました。シリーズはその後も続編や映画が制作され、根強い人気を誇ります。
あらすじ
舞台は近未来都市「シュテルンビルト」。そこでは、特殊能力「NEXT」を持つヒーローたちが企業のスポンサーを背負いながら、犯罪者を捕らえる活動を行い、テレビ番組「HERO TV」でその活躍が中継されています。
長年ヒーローとして活動してきたベテラン「ワイルドタイガー」こと鏑木・T・虎徹は、型破りな行動や低迷する人気のせいで、新人ヒーロー「バーナビー・ブルックスJr.」とコンビを組むことに。性格も価値観も正反対の二人は、ぶつかり合いながらも次第に信頼を深め、ヒーローとして成長していきます。
物語は、ヒーローたちの日常や活躍だけでなく、彼らの過去や内面、シュテルンビルトを脅かす陰謀なども描かれ、シリアスな展開も織り交ぜられています。
- リアルなヒーロー像
ヒーローが商業的に管理され、スポンサーや視聴率を意識しながら活動するという設定がユニークです。 - ヒューマンドラマ
キャラクターたちは、能力を活かして活躍するだけでなく、それぞれの抱える悩みや葛藤が丁寧に描かれています。 - 個性豊かなキャラクターたち
ヒーローたちは能力や性格、バックグラウンドが異なり、それが物語に深みを加えています。 - アクションとユーモアの絶妙なバランス
派手な戦闘シーンと、コミカルな日常シーンのバランスが魅力。

『TIGER & BUNNY』は、ヒーローものが好きな人はもちろん、キャラクタードラマやアクションを楽しみたい人にもおすすめの作品です。ぜひチェックしてみてください!
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