本記事では、シリーズ第1作目から現在までに発売された歴代ゼルダの伝説シリーズの売上販売本数をランキング形式で紹介しています。国内売上・世界売上ともに別々に記載。
ゼルダの伝説といえばSwitchにて発売された『ブレス オブ ザ ワイルド』や『ティアーズ オブ ザ イキングダム』が世界的大ヒットを記録し、人気に拍車をかけ注目を集めています。Switchにて初めてゼルダの伝説シリーズを初めて触ったという人も多いと思うので、過去にどのようなシリーズ作品が存在したのか知りたい人も多いのではないでしょうか?
そのような人のために、売上本数だけではなくどのような作品なのかについても詳しく解説しているので、是非最後までご覧ください。
ゼルダの伝説 売上販売本数ランキング国内&世界【歴代累計】1位~3位
1位:ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
世界売上本数 | Switch:3,229万本 Wii U:170万本 |
国内売上本数 | Switch:387万本 |
発売日 | 2017年3月3日 |
歴代ゼルダの伝説シリーズ累計売上本数ランキング第1位は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』。SwitchとWii Uにて発売され、世界累計3399万本を売り上げた傑作。
本作のコンセプトは「ゼルダのアタリマエを見直す」であり、前作まで当たり前だった「順番通りのストーリー&ダンジョン攻略」を完全に撤廃したことで、非常に自由度の高い作品となっている。シリーズ初となるオープンワールドであり、基本的に侵入できないエリアはなく、見渡す限りの世界を自由自在に冒険できる。また、「原点回帰」もコンセプトの1つとなっており、タイトルロゴは無印と近い仕上がりになっている。
現実世界の1分がゲーム内の1時間となっており、24分でゲーム内の1日が経過する。謎解き要素が散りばめられた『試練の祠』がハイラル各地に100か所以上設置されている。また、マップ各地には「コログ族」が全部で900体隠れており、見つけ出すことで武器・防具の所持枠を拡張できる『コログのミ』をもらうことができる。これだけでも相当なやり込みが可能。ほかにも、謎解き要素やボス戦を楽しめる『神獣の解放』などもある。
2位:ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
世界売上本数 | 2,104万本 |
国内売上本数 | 371万本 |
発売日 | 2023年5月12日 |
歴代ゼルダの伝説シリーズ累計売上本数ランキング第2位は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』。2023年にSwitch向けに発売され、世界売上本数2,104万本、国内売上本数371万本を記録した。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編として発売され、エンディングから数年が経過したハイラルを舞台にしている。本作の特徴はなんといってもその圧倒的なボリュームであり、前作では地上世界のみであったものの、本作では地上のほかに『空島』『地底世界』が新たに追加。空島については正直なところそこまでのボリュームはないものの、地底世界に関しては地上世界と同等の広さとなっている。
前作の謎解きやボス戦が楽しめた「試練の祠」に相当する『破魔の祠』がハイラル各地に配置されており、その数は全部で152か所にも上る。また、前作でも存在したリンクの特殊能力が一新されており、ゾナウギアやオブジェクト同士をくっつけて自由自在にクラフトできる『ウルトラハンド』や、過去に自分で作ったものを一瞬で再現できる『ブループリント』などがある。
3位:ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス
世界売上本数 | 885万本 117万本(HD版) |
国内売上本数 | 約64万本 約9万本(HD版) |
発売日 | 2006年12月2日(Wii・GC) 2016年3月10日(Wii U / HD版) |
歴代ゼルダの伝説シリーズ累計売上本数ランキング第3位は『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』。2006年にWiiとゲームキューブ向けに発売され、世界売上885万本、国内売上64万本を記録した。
『風のタクト』ではトゥーン調の描写だったものの、本作からは路線変更されており、リアリティのある仕上がりとなっている。本作の特筆すべき点は、狼の姿へと変貌したリンクを操作できる『狼リンク』と、馬に乗りながらの自由度の高いアクションやバトルを楽しめる『騎馬戦』。狼リンク状態では、鋭い嗅覚により周囲の匂いを追跡したり、動物と会話することでヒントを得ることができ、他作品とは一味違った謎解きを楽しめる。
本作のヒロインとして登場する『ミドナ』は、そのデザインから海外受けが抜群であり、現在でも海外からの人気が非常に高い人気キャラとなっている。
ゼルダの伝説 売上販売本数ランキング国内&世界【歴代累計】4位~10位
4位:ゼルダの伝説 時のオカリナ
世界売上本数 | 約760万本 約644万本(3D版) |
国内売上本数 | 約145万本 約58万本(3D版) |
発売日 | 1998年11月21日(N64) 2002年12月13日(GC 移植版) 2007年2月27日(Wii・VC) 2011年6月16日(3DS) 2015年12月22日(Wii U・VC) |
歴代ゼルダの伝説シリーズ累計売上本数ランキング第4位は『ゼルダの伝説 時のオカリナ』。1998年にニンテンドウ64向けに発売され、その後Wii・Wii Uにてバーチャルコンソール版が発売されている。
ゼルダの伝説シリーズ初となる3D作品であり、初でありながら既に完成の域に達している。ユーザーからはもちろんクリエイターからも高い評価を得ており、3Dゲーム史を語るうえで必ずと言って名が上がる名作。
ストーリーはゼルダらしく王道で、そのほかグラフィックやBGM、ゲームシステムなどどこをとってもクオリティの高い仕上がりとなっている。ゲームシステムに関しては箱庭3Dアクションの根幹を作り上げたといっても過言ではなく、特に『Z注目システム』後世の基準を確立し多くの作品に影響を与えている。
5位:ゼルダの伝説(無印)
世界売上本数 | 651万本 |
国内売上本数 | 約169万本 |
発売日 | 1986年2月21日 |
歴代ゼルダの伝説シリーズ累計売上本数ランキング第5位は『ゼルダの伝説(無印)』。ディスクシステムのローンチタイトルとして発売され、後に数々の名作を生み出すことにある『ゼルダの伝説シリーズ』の記念すべき第1作目。
ゼルダの伝説シリーズでお馴染みである「謎解き」や「アイテム収集」「探索」といった要素をふんだんに詰め込まれており、本作から既にシリーズの基盤を確立させている。当時としては非常に大容量である128画面分のフィールドに加え、自身の起こすアクションによって発見できる隠し要素なども豊富。
状況によってアイテムを使い分けたりとアクション性も高く、初期装備でほとんどの場所に行くことができたり、大半の地下迷宮も順序関係なく攻略することができるなど、自由度が非常に高い。その自由度から海外からは『最初期のオープンワールド』と称されることもあるほど。
6位:ゼルダの伝説 夢幻の砂時計
世界売上本数 | 476万本 |
国内売上本数 | 91万本 |
発売日 | 2007年6月23日(DS) 2016年8月3日(Wii U / VC版) |
歴代ゼルダの伝説シリーズ累計売上本数ランキング第6位は『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』。DS初となるゼルダシリーズであり、世界売上本数476万本、国内売上本数91万本を記録している。
『ゼルダの伝説 風のタクト』で使われていたトゥーン調のグラフィックが特徴的であり、ストーリー的にも風のタクトの正当な続編である。時系列的には風のタクトから数か月後という設定であり、それほど時間は経過していない。また、本作の舞台も風のタクトと同じく大海原となっている。
DSにて初めて発売されたゼルダシリーズということもあり、DSの特徴であるタッチ機能をふんだんに利用したゲームシステムとなっている。タッチペンで手書きすることで、謎解きヒントなどの重要な情報をメモとして書き残すことが可能であり、自身のとったメモを見返しながら謎を解いていくといったアナログな手応えも魅力的。
本作ではほぼ全ての操作をボタンではなくタッチ機能に頼っており、新感覚なプレイ感を楽しめるものの、慣れない操作感であるため受け付けないユーザーも一定数存在する。
7位:ゼルダの伝説 神々のトライフォース
世界売上本数 | 461万本 |
国内売上本数 | 116万本 |
発売日 | 1991年11月21日(SFC) 2006年12月2日(Wii / VC版) 2014年2月12日(Wii U / VC版) 2016年3月4日(New ニンテンドー3DS / VC版) |
歴代ゼルダの伝説シリーズ累計売上本数ランキング第7位は『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』。1991年にスーパーファミコン向けに発売され、世界売上本数461万本を記録した。その後3度にわたりバーチャルコンソール版が発売されている。
『ゼルダの伝説シリーズ』の第3作目であり、ディスクシステムにて発売された「初代ゼルダの伝説」の続編にあたる。シリーズ第2作目である『リンクの冒険』では「横視点スクロール型」だったのに対し、本作では初代と同じ「見下ろし型アクションアドベンチャー」へと原点回帰している。2Dゼルダシリーズの基礎を築き上げた作品であり、目立つような短所はほとんど名作。
世界の広大さでいうと初代に劣るものの、本作ではやるべき事が明確でわかりやすく、初めてゼルダシリーズを手に取るユーザーにも分かりやすい作りとなっている。また、本作では序盤は「表の世界」後半は「裏の世界」にいくことが可能。裏の世界では、禍々しい雰囲気に加え敵が強力になっており、臨場感を楽しめるようになっている。
8位:ゼルダの伝説 風のタクト
世界売上本数 | 約443万本 約237万本(HD版) |
国内売上本数 | 約74万本 約9万本(HD版) |
発売日 | 2002年12月13日 2013年9月26日(Wii U/HD版) |
9位:ゼルダの伝説パート2 リンクの冒険
世界売上本数 | 約438万本 |
国内売上本数 | 約161万本 |
発売日 | 1987年1月14日(FCD) 2004年8月10日(GBA) 2007年1月23日(Wii) 2012年6月6日(3DS) 2013年9月11日(Wii U) 2021年11月12日(ゲーム&ウォッチ) |
歴代ゼルダの伝説シリーズ累計売上本数ランキング第9位は『ゼルダの伝説パート2 リンクの冒険』。1987年にディスクシステム向けに発売され、世界売上本数438万本を記録している。
ゼルダシリーズの第2作目であり、初代では見下ろし型フィールドマップだったのに対し、本作では横スクロールアクションへと変化。よりアクション性にフォーカスをおいた作りとなっており、RPGのように経験値でのレベルアップやシンボルエンカウントによる敵バトルなども楽しめる。
国内ではディスクシステムのみの販売であったため知名度が低いものの、全体的にバランスが良くやり応えのある作品であり、BGMも本作ならではの独特さを放っている。そのため、コアなファンも数多く存在する。
10位:ゼルダの伝説 神々のトライフォース2
世界売上本数 | 426万本 |
国内売上本数 | 47万本 |
発売日 | 2013年12月26日 |
歴代ゼルダの伝説シリーズ累計売上本数ランキング第10位は『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』。スーファミ初期の名作として名高い『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』の続編として2013年に発売され、世界売上426万本、国内売上47万本を記録している。
3DS向けに発売されており、これまでDSのゼルダシリーズといえばタッチペンを使った操作が基本だったため従来のシリーズファンからは不評な声が多かった。しかし、本作ではタッチ操作ではなくボタン操作がメインであるため、シリーズファンからは歓喜の声が上がった。
実に22年ぶりの『神トラ』の続編であり、前作をプレイ済みであれば、随所で『懐かしさ』を感じることができる。自由度も高いうえに、あらゆる点においてテンポが良くストレスフリーなプレイが可能。ただ、全体的に難易度が低めであり、ライトユーザーを意識した作りであるため、ヘビーユーザーには物足りないかもしれない。
ゼルダの伝説 売上販売本数ランキング国内&世界【歴代累計】11位~17位
11位:ゼルダの伝説 ふしぎの木の実
世界売上本数 | 399万本 |
国内売上本数 | 約37万本(大地の章) 約37万本(時空の章) |
発売日 | 2001年2月27日(GBC) 2013年2月27日(3DS) |
歴代ゼルダの伝説シリーズ累計売上本数ランキング第11位は『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実』。『夢をみる島』に続くゲームボーイカラー向けに2001年に発売され、世界売上399万本を記録した。また、シリーズで唯一2バージョン(大地の章・時空の章)が発売された作品であり、国内売上は共に37万本を記録し、合計で74万本となっている。
ちなみに2バージョンといってもポケモンなどのバージョン商法とは異なり、ストーリーやマップ・ダンジョンなど全く違う内容となっており、2バージョンというよりほぼほぼ別々の作品といえる。この大地の章・時空の章の2つのストーリーをパスワードでリンクさせることが可能で、リンクすることで真のエンディングを拝むことができる。
ただのバージョン違いで終わらせていない点は評価に値するうえ、様々な特殊能力を秘めた『指輪』などの収集要素もあり、十分にやり込める作品。ただ、「2つのバージョンを購入しないと真のクリアとはいえない」ということでもあるため、この点に関しては賛否両論の声がある。
12位:ゼルダの伝説 夢をみる島
世界売上本数 | 約383万本 約646万本(Switch) |
国内売上本数 | 約50万本 約47万本(Switch) |
発売日 | 1993年6月6日(GB) 1998年12月12日(GBC) 2019年9月20日(Switch) |
13位:ゼルダの伝説 スカイウォードソード
世界売上本数 | 367万本 415万本(HD版) |
国内売上本数 | 36万本 45万本(HD版) |
発売日 | 2011年11月23日(Wii) 2016年9月2日(Wii U) 2021年7月16日(Switch) |
14位:ゼルダの伝説 ムジュラの仮面
世界売上本数 | 336万本 346万本(3D版) |
国内売上本数 | 60万本 47万本(3D版) |
発売日 | 2000年4月27日(N64) 2009年4月7日(Wii) 2015年2月14日(3DS) 2016年6月29日(Wii U) |
15位:ゼルダの伝説 大地の汽笛
世界売上本数 | 296万本 |
国内売上本数 | 約76万本 |
発売日 | 2009年12月23日(DS) 2016年8月9日(Wii U) |
歴代ゼルダの伝説シリーズ累計売上本数ランキング第15位は『ゼルダの伝説 大地の汽笛』。DS向けゼルダシリーズの第2作目として2009年に発売された『夢幻の砂時計』の続編であり、世界売上本数296万本、国内売上本数約76万本を売り上げた。
本作の舞台は前作にあたる『夢幻の砂時計』から100年が経過した世界となっており、無事にテトラたちがハイラル王国を建国してからかなりの歳月が経過している。操作方法は前作同様タッチペン操作となっており、一部マイクに息を吹きかけて操作するものもある。また、物語冒頭から最後までゼルダ姫と行動を共にするというシリーズでも異質な作品。
本作の目玉でありプレイ時間の大半を占める『汽車の移動』だが、操作方法がほぼ放置OKという簡略化ぶりであるため、汽車を操作する楽しみは薄い。汽車の移動速度がお世辞にも速いとはいえず、マップ移動に時間がかかるのも難点。汽車であるため線路間での移動しかできず、ゼルダの伝説シリーズの醍醐味であるマップ探索が楽しめない。
16位:ゼルダの伝説 知恵のかりもの
世界売上本数 | 258万本 |
国内売上本数 | 48万本 |
発売日 | 2024年9月26日 |
歴代ゼルダの伝説シリーズ累計売上本数ランキング第16位は『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』。2024年にSwitch向けに発売され、世界売上本数258万本、国内売上本数48万本を売り上げた。
3Dゼルダとして発売され人気を博した『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』などとは別に2Dトップビューゼルダとして発売された『ゼルダの伝説 夢をみる島』がSwitch世代にも好評だったことから、2Dトップビューシリーズを確立するために開発された。
本作の主人公はリンクではなく、剣や盾を持たないゼルダ姫であり、一度倒した魔物や世界の様々なモノを再現する『カリモノ』を駆使して物語を進めていく。例えば、ベッドを出して足場にすることで水の上を移動したり、ツボを再現して投げることで敵に攻撃するような感じ。
17位:ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし
世界売上本数 | 176万本 |
国内売上本数 | 不明 |
発売日 | 2004年11月4日(GBA) 2014年4月30日(Wii U) |
歴代ゼルダの伝説シリーズ累計売上本数ランキング第17位は『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』。『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実』と同じく、任天堂とカプコンの共同開発作であり、ドット絵として描かれた最後のゼルダシリーズ。2004年にゲームボーイアドバンス向けに発売され、世界売上本数176万本を売り上げた。
ほのぼのとした世界観や2Dながらも多彩なアクションが特徴的であり、本作の目玉として『小人』になることができる。本来のサイズでは通れなかった通路などを通過できるようになり、謎解きにも多く使用されている。ほかにも『しあわせのカケラ』や『フィギュア集め』などのやり込み要素も充分。
問題点としてはラストダンジョンを含めてダンジョン数が6つしかないというダンジョンの少なさが上げられるが、イベントやミニダンジョンは豊富。また、小人になった際にはあらゆる物が巨大に感じられ視覚的にも充分に楽しめる。
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