『ペルソナ』は、現代を舞台にした物語と学園生活、仲間との交流、悪魔やシャドウとの戦いを組み合わせた人気RPGシリーズです。
1996年発売の『女神異聞録ペルソナ』から始まり、『ペルソナ3』以降はカレンダーやコミュといった独自のシステムを確立。『ペルソナ5』の世界的ヒットによって、日本を代表するRPGシリーズの一つへと成長しました。
本記事では、歴代ペルソナ作品を世界累計売上本数の多い順に紹介します。最も売れた作品はどれなのか、シリーズの人気がどのように拡大してきたのかを見ていきましょう。
ペルソナ売上ランキングの集計基準
ランキングは、2026年時点で確認できる世界累計販売本数を基準に作成しています。メーカーの公式発表を優先し、公表されていない作品には地域別販売データを合算した推定値を使用しました。
原作、完全版、リメイクはそれぞれ別作品として集計しています。そのため、『ペルソナ5』と『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』、『ペルソナ3』と『ペルソナ3 リロード』は別々に掲載します。
販売本数を確認できない作品、基本プレイ無料タイトル、未発売作品はランキングの対象外です。
ペルソナ売上ランキング12位~7位
第12位:ペルソナ3 フェス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売上本数 | 推定約33万本以上 |
| 発売日 | 2007年4月19日 |
| 対応機種 | PlayStation 2 |
『ペルソナ3 フェス』は、2006年に発売された『ペルソナ3』へ新要素を加えた完全版です。
本編に新しいペルソナやイベントが追加されたほか、アイギスを中心に本編後の物語を描く「Episode Aegis」が収録されました。オリジナル版の結末で残された疑問や、仲間たちがその後どのように前へ進んだのかが描かれています。
無印版のセーブデータから一部要素を引き継げる仕組みも用意され、既存プレイヤーにも支持されました。後に発売された『ペルソナ3 リロード』の追加コンテンツにも内容が受け継がれている重要な作品です。
第11位:ペルソナ3 ポータブル
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売上本数 | 推定約37万本以上 |
| 発売日 | 2009年11月1日 |
| 対応機種 | PlayStation Portable |
『ペルソナ3 ポータブル』は、『ペルソナ3』を携帯ゲーム機向けに再構築した作品です。
シリーズで初めて女性主人公を選択でき、男性主人公とは異なる人物関係やコミュイベントを楽しめます。仲間へ直接指示を出せるようになるなど、後発作品である『ペルソナ4』のシステムを取り入れ、戦闘の遊びやすさも改善されました。
一方で、容量の都合から街の移動やイベント演出は簡略化されています。それでも女性主人公による新しい物語は高く評価され、2023年にはPS4、Switch、Xbox、PC向けのリマスター版も発売されました。表記した売上は確認可能なPSP版を中心とした下限値です。
第10位:ペルソナ2 罪
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売上本数 | 推定約39万本 |
| 発売日 | 1999年6月24日 |
| 対応機種 | PlayStation、PlayStation Portable |
『ペルソナ2 罪』は、架空の都市・珠閒瑠市を舞台に、噂が現実になる怪事件を描いたRPGです。
主人公の周防達哉は、同じ高校へ通う仲間たちとともに、仮面党を率いるジョーカーの正体を追っていきます。現代的な都市伝説や人間の心に潜む罪を扱った重厚な物語が特徴で、後編にあたる『ペルソナ2 罰』へと物語が続きます。
2011年には演出や操作性を改善したPSP版も発売されました。現在のペルソナシリーズとはゲームシステムが異なるものの、登場人物やシナリオを高く評価するファンが多い作品です。
第9位:ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売上本数 | 推定約41万本以上 |
| 発売日 | 2014年6月5日 |
| 対応機種 | ニンテンドー3DS |
『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』は、『ペルソナ3』と『ペルソナ4』の登場人物が共演するダンジョンRPGです。
プレイヤーは『ペルソナ3』側と『ペルソナ4』側のどちらかを選び、謎の世界へ迷い込んだ仲間たちと探索を進めます。シリーズのキャラクターや世界観に、『世界樹の迷宮』を思わせる一人称視点の探索と地図作成を組み合わせました。
デフォルメされた親しみやすいキャラクターとは対照的に、戦闘や迷宮探索は歯応えのある内容です。両作品のキャラクター同士による会話も人気を集め、ニンテンドー3DS向けの派生作品として好調な売上を記録しました。
第8位:女神異聞録ペルソナ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売上本数 | 推定約45万本 |
| 発売日 | 1996年9月20日 |
| 対応機種 | PlayStation |
『女神異聞録ペルソナ』は、後に長期シリーズへ成長するペルソナの原点となった作品です。
主人公たちは、未来の自分を見るという「ペルソナ様」と呼ばれる儀式を行ったことで、心の奥に眠るもう一人の自分を呼び出す力を手にします。その後、悪魔が出現するようになった御影町を舞台に、異変の原因を追っていきます。
悪魔との会話や合体といった『女神転生』シリーズの要素を受け継ぎながら、学園生活や少年少女の心の成長を物語の中心に据えました。現在のシリーズとは異なる重く不気味な雰囲気も特徴で、初作品ながら推定約45万本を売り上げています。
第7位:ペルソナ4
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売上本数 | 推定約56万本以上 |
| 発売日 | 2008年7月10日 |
| 対応機種 | PlayStation 2 |
『ペルソナ4』は、田舎町の八十稲羽で起きる連続怪死事件を、高校生たちが追うRPGです。
主人公は両親の都合で堂島家に預けられ、転校先で出会った仲間たちとともに、テレビの中に存在する異世界へ足を踏み入れます。事件の謎を追うミステリー要素と、登場人物が自分の弱さや隠したい一面に向き合う物語が高く評価されました。
明るく親しみやすい仲間たちや、田舎町で過ごす一年間の生活も大きな魅力です。発売時にはPlayStation 3が普及し始めていましたが、あえてPlayStation 2向けに登場し、長期間支持されるヒット作となりました。
後に完全版『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』やテレビアニメ、格闘ゲーム、音楽ゲームなどへ展開され、シリーズの知名度を大きく高めています。
ペルソナ売上ランキング6位~1位
第6位:ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売上本数 | 100万本以上 |
| 発売日 | 2012年8月2日 |
| 対応機種 | PlayStation 3、Xbox 360 |
『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』は、『ペルソナ4』の後日談を描いた対戦格闘ゲームです。
『ペルソナ4』の主人公たちに加え、『ペルソナ3』からアイギス、桐条美鶴、真田明彦などが参戦。それぞれのキャラクターが武器やペルソナを使って戦う、シリーズ初の本格的な格闘ゲームとなりました。
格闘ゲームで実績を持つアークシステムワークスとの共同開発により、アニメのような美しいグラフィックと爽快なバトルを実現。格闘ゲーム初心者でも必殺技を出しやすい操作方法が用意されています。
本編の物語を補完するストーリーモードも充実しており、派生作品としては異例となる100万本以上を記録しました。
第5位:ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売上本数 | 200万本以上 |
| 発売日 | 2020年2月20日 |
| 対応機種 | PlayStation 4、Nintendo Switch、PC |
『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』は、『ペルソナ5』のエンディングから約半年後を描いたアクションRPGです。
夏休みに再集結した心の怪盗団が、キャンピングカーで日本各地を巡りながら、新たな怪事件の真相を追っていきます。東京以外の実在都市を訪れるロードムービー風の物語が特徴で、原作とは異なる開放感のある冒険を楽しめます。
開発には「無双」シリーズで知られるコーエーテクモゲームスのω-Forceが参加。多数の敵を一度に攻撃する爽快感と、ペルソナ召喚や弱点攻撃といった原作の戦略性を組み合わせています。
新キャラクターのソフィアと長谷川善吉も高い人気を集めました。単なる格闘アクションではなく、『ペルソナ5』の正統な続編として支持され、世界累計200万本以上を記録しています。
第4位:ペルソナ4 ザ・ゴールデン
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売上本数 | 250万本以上 |
| 発売日 | 2012年6月14日 |
| 対応機種 | PlayStation Vita、PS4、Nintendo Switch、Xbox、PC |
『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』は、PlayStation 2で発売された『ペルソナ4』へ新要素を加えた完全版です。
新キャラクターのマリーをはじめ、新たなコミュ、イベント、衣装、ペルソナなどを追加。仲間たちと過ごす一年間がさらに充実し、オリジナル版では描かれなかった物語や新しいエンディングも収録されました。
PlayStation Vita版は携帯ゲーム機向け作品として長期間売れ続け、世界累計150万本を達成。2020年にはSteam版が発売され、短期間で100万本を突破しました。この2機種だけで250万本以上を記録しています。
その後、PS4、Nintendo Switch、Xbox向けにも移植されましたが、これらを含めた最新の作品単体累計は公表されていません。そのため、本ランキングでは確認できる250万本を下限値として掲載しています。
第3位:ペルソナ3 リロード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売上本数 | 300万本以上 |
| 発売日 | 2024年2月2日 |
| 対応機種 | PS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X/S、PC |
『ペルソナ3 リロード』は、2006年に発売された『ペルソナ3』を現代向けに作り直したフルリメイク作品です。
一日と次の日の間に存在する「影時間」と、謎の巨大迷宮タルタロスを舞台に、主人公たち特別課外活動部の戦いが描かれます。限りある時間や死をテーマにした重厚な物語はそのままに、映像、操作性、戦闘システムが全面的に刷新されました。
仲間との新しい交流イベントやキャラクター描写も追加。戦闘では専用の必殺技「テウルギア」が導入され、『ペルソナ5』以降のプレイヤーにも親しみやすい作品へ進化しています。
発売から1週間で100万本を突破し、当時のアトラス史上最速の販売記録を達成。その後も世界各地で売上を伸ばし、2026年6月には世界累計300万本を突破しました。
第2位:ペルソナ5
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売上本数 | 330万本以上 |
| 発売日 | 2016年9月15日 |
| 対応機種 | PlayStation 3、PlayStation 4 |
『ペルソナ5』は、昼は高校生、夜は心の怪盗団として活動する主人公たちを描いたナンバリング第5作です。
ある事件をきっかけに東京へ転校した主人公は、歪んだ欲望によって生まれた異世界「パレス」へ侵入する能力を手にします。腐敗した大人たちの心から欲望の象徴であるオタカラを盗み、悪事を反省させる「改心」を実行していきます。
赤と黒を基調とした画面デザイン、ジャズ調の楽曲、スピード感のある戦闘など、シリーズ独自のスタイルをさらに進化させました。日常生活とダンジョン攻略を両立させるゲーム構成も高く評価されています。
日本だけでなく北米や欧州でも注目を集め、ペルソナシリーズを世界的なブランドへ押し上げました。発売から約3年で世界累計320万本を超え、その後の発表では330万本以上に到達しています。
第1位:ペルソナ5 ザ・ロイヤル
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売上本数 | 860万本以上 |
| 発売日 | 2019年10月31日 |
| 対応機種 | PS4、PS5、Nintendo Switch、Xbox、PC |
歴代ペルソナ売上ランキング第1位は、世界累計860万本以上を記録した『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』です。
『ペルソナ5』へ新キャラクター、新学期、新エリア、追加シナリオなどを加えた完全版で、芳澤かすみや丸喜拓人を中心とした新たな物語が描かれます。オリジナル版の内容を拡張するだけでなく、登場人物の幸せや現実との向き合い方を問いかける物語が追加されました。
戦闘では新たな合体技「SHOW TIME」を導入。パレスの構造やボス戦も調整され、銃弾の補充方法やバトンタッチなど、遊びやすさに関わる部分も大きく改善されています。
当初はPlayStation 4向けに発売されましたが、2022年にはPS5、Nintendo Switch、Xbox、PCへ展開。対応機種の拡大によって、これまでシリーズに触れてこなかった海外プレイヤーからも支持を集めました。
オリジナル版を大幅に上回る860万本以上を記録しており、2位以下に大差をつけるシリーズ最大のヒット作となっています。
まとめ
今回は、歴代ペルソナシリーズを世界累計売上本数の多い順に紹介しました。
ランキング第1位は、860万本以上を記録した『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』です。第2位の『ペルソナ5』に大差をつけており、対応機種の拡大によってシリーズ最大のヒット作へ成長しました。
第3位には、発売から約2年で300万本を突破した『ペルソナ3 リロード』が入りました。過去作品の魅力を残しながら、映像や戦闘システムを現代向けに刷新したことで、新しい世代のプレイヤーにも支持されています。
『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』や『ペルソナ5 スクランブル』も200万本以上を記録しており、完全版や派生作品にも高い需要があることが分かります。特に『ペルソナ5』以降は海外売上が大きく伸び、シリーズ全体の世界累計販売本数は3,000万本を突破しました。
初代の重厚なダンジョンRPGから、学園生活や仲間との交流を楽しむ現在のスタイルへ進化してきたペルソナシリーズ。今後登場する『ペルソナ6』や『ペルソナ4 リバイバル』によって、ランキングがどのように変化するのかにも注目です。

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